「小平市ふれあい下水道館」(東京都・小平市)を見学してきた。
玉川上水の近く、府中街道沿いに建つ地上2階、地下5階建ての施設である。
水環境や下水道を中心に資料の展示があり、無料で利用できる資料館である。
こんなトイレが展示されていた。
災害発生時の緊急用トイレである。
マンホールの上に置いて使うトイレで、周りはシートで囲まれ「個室」になる。
込み合う避難所のトイレよりも良さそうではないか。
地下5階まで下りると、下水管やマンホールなどの見本が展示されている。
近年、想定外の雨量で処理量を超えた下水が、マンホールから吹き出す光景も報道される。
上流から下流まで、下水道の最適なネットワークを作る重要さが分かる。
目玉は、実際に使われている、現役の下水道管の中に入って見学できることである。
案内書を見ると、内径4.5mの下水道管は、地下25mに埋設されているという。
但し、残念ながら現在は、コロナ感染対策なのか、入ることはできない。
館内を一巡りして、汚水処理の歴史や仕組みが少しは分った。
また、関連する技術の進歩を力強く感じる。