幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

お城の石垣に積まれたこんな石

2021-10-31 | お城

城跡を歩いていると、その石垣の中に面白い石を見ることがある。

石工たちの遊び心なのか、実用本位で使われたのか、のちの人のこじつけなのか・・・、その訳はいろいろであろう。

結構、目につくところに使われている。

 

「鳥取城」の石垣に積まれていた「手水鉢」。

どなたかの侍女だった人の家にあったものだと説明書きがあった。

お家のための忠誠心から、大事な手水鉢を提供したのであろう。

石工のワザがモノを言い、見事にきっちり収まっているではないか。

 

もう一つは、「津山城」の天守台の石積みにあるハート型の石。

訪れたカップルが「この石にタッチすると結ばれる」と書かれていた。

こちらは「愛の奇石」と名付けられていて、のちの人が作り上げた観光ネタのような気がする。

 

いつも、重機のない時代に、重い石を一つ一つ積み上げていくのは大変であろうと感心する。

しかも、長い年月にわたり、その形を維持しているのはすごいと思う。