「ビストリア 小平店」、このお店のオープンのとき、母体はレストランなどに「食材」を卸す会社だと聞いた。
食材の専門会社という情報がプラス要因となり、実際に料理やワインがおいしいので時々利用する。
その日何にするか?、迷うこちらにフレンドリーなスタッフがあれこれヒントをくれる。
まずはお薦めもあり、「ワインを飲みながら・・・」ということで「前菜の盛り合わせ」。
野菜、肉、魚介をバランス良く生かした前菜は8種類も載っており、赤ワイン、白ワインどちらでも合うような盛りつけになっている。
別盛りのピクルスは、料理と料理の間でつまむ。
舌に残る前の料理の味をクリアする役割も果たしてくれて食が進む。
しばらく飲んでいる間に、ビザ(ビスマルク)が焼けてくる。
半熟の卵をかき混ぜてハムなどに絡ませ、トマトソースともまぜる。
ときどき現れる、とけたチーズの固まりの食感もいいし、何より生地に小麦の旨味を感じる。
ただ、半熟卵が垂れるのでちょっと食べにくい。
続いてパスタ(ボロネーゼ)が出来上がる。
おいしく煮込まれたひき肉を、たっぷりと固ゆでのパスタと混ぜ合わせて食べる。
このパスタには、スパゲッティに加えてペンネが入っているのも特徴である。
お料理はそれぞれが、なかなかのボリュームなのである。
前菜でワインをやって、ピザをつまんでいるとそこそこお腹が膨らんでくる。
最後に出てきたパスタを前に頑張るが、完食とはならなかった。
残したものは、スタッフが嫌な顔一つしないで、持ち帰り用にパックしてくれた。
おいしい料理も若い時と異なり、食べる量が減ってきたのがちょっと寂しい。