幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

新潟旅行記・グルメ編 おみやげは「新潟ラーメン」

2024-10-10 | 旅行

今回の友人たちとの新潟旅行で、「佐渡 あごだしら~めん」を「自分用」のおみやげに買った。

もとよりラーメン通ではないので、「新潟ラーメン」とはどんなものか知識はない。

パッケージの「佐渡」、「あごだし」などの表示に引かれたのだった。

 

ダシをお湯で割ってスープを作り、ゆでた麺をいれる。

チャーシューとメンマは出来合いを買ってきたものをトッピング、それにゆでたまごを足す。

きざみネギも散らし、我が家流「佐渡 あごだしら~めん」の完成となる。

 

ちぢれのないストレートな麺である。

スープは見た目には透明感があり、ダシが利いてあっさりとしている。

私は脂の多いコッテリ系のラーメンより、この方が好みであり、ラーメンといえばあっさり系を選ぶ。

スープも獣臭さが残るのは苦手で、どちらかといえば魚介のダシが利いているのがいい。

そんなわけで、材料は乾麺と出来合いの具ではあるが、わりと好みに合いおいしかった。

 


新潟旅行記・グルメ編「へぎそば」

2024-10-09 | グルメ

新潟旅行の二日目は「弥彦神社」に参拝。

創建以来2400年以上の歴史があり、毎年140万人もの参拝者があるという。

 

手水で手を清め口をすすぎ、二の鳥居の先に歩みを進めると、まるで空気が入れ替わったようである。

うっそうとした大木の林のなか、石畳の参道を進む。

本殿に向い、何段かの石段で高くなったところに大きな門(随神門)が現れる。

 

門をくぐり拝殿の前で、今回の旅の無事をお祈りし手を合わせる。

 

参拝を済ませ、Kさんは、昼食をとる予定の「へぎそば」のお店「小嶋屋総本店」さんへ車を走らせてくれた。

店頭には、ゆっくりと水車が回っている。

ちょうど昼めし時で混んでおり、席の空くのを待つことになった。

 

「そば」は大好きなので各地を食べ歩くが、日ごろ食べる機会がない「へぎそば」を食べられるとはうれしい。

お店のパンフレットを読むと、「へぎそば」の「へぎ」とは「剥ぐ」のなまったもので、そばを盛る器に、木を剥いだ板を使ったことからきているそうだ。

待ち時間を利用して、写真入りのメニューを見ながらあれにしようか、これにしようかと悩む。

飲み物の「生ビール」は迷うことなく決まったのだが、肝心の「そば」が目移りしてなかなか決まらない。

結局、へぎ蕎麦と秋の天ぷらのセットにした。

(写真は食べる途中で撮ったもの)

 

「へぎ」に盛られたそばは、「布乃利(フノリ)」という海藻をつなぎにしたもので、その盛り方も独特である。

一口で食べれられる量に小分けにされているひと固まりを手繰り寄せ、そばつゆにつけてすすり込む。

つゆは辛すぎることはなく、そばをドボッと浸けてたべてちょうど良いぐらいである。

「地元産の蕎麦」を「石うす」で挽き、「フノリ」をつなぎに打った麺は、ツルっとしたなめらかさがありのど越しが良い。

そばの乾かぬ間に一人前をあっという間に平らげ、追加で半分の量を茹でてもらい、それもペロっと完食。

 

越後・魚沼は米どころとして有名であるが、この旅で、蕎麦の産地でもあることを知った。

そばのおいしいのは、挽きたて・打ち立て・ゆで立ての3立てと言われる。

それを産地で味わえるとは願ってもないことであった。


新潟旅行記・グルメ編 「海老の髭」さんで食事

2024-10-08 | グルメ

新潟の夜は、市内・古町の「海老の髭」さんで6人そろっての夕食。

新潟沖・佐渡沖で獲れる地元の魚、越後のお酒がおいしいという人気のあるお店とのことである。

 

入り口のドア越しに覘くと、三枚におろした鮭の頭と骨の部分がぶら下っている。

いかにもおいしそうな雰囲気が漂い、期待が膨らむ。

 

お座敷に案内されて、メニューをみる。

定番メニューと「今日のお薦め」があるが、メンバーそれぞれが食べたいもの、飲みたいものを選ぶ。

まず、ビールで乾杯のあとは「利き酒六種セット」に目がいき、日本酒に替える。

新潟は言わずと知れた酒どころ、越乃寒梅・〆針鶴・雪中梅・吉野川・八海山・麒麟山の名の高い六銘柄が並ぶ。

 

驚いたのは「お通し」である。

牡蠣が一人にひとつづつ出て、土鍋で蒸し焼きにして、殻が開いたところで「さあ、どうぞ」となる。

海水の塩味がちょうどいい塩梅に残り、贅沢なお通しはペロリといってしまった。

 

刺し身の盛り合わせは、魚の色や、身の張りから見ていかにも新鮮である。

地魚にはスーパーなどには出回らないものもあり、私には「ほうぼう」も珍しい魚であった。

美味しかった。

 

「のっぺ」という珍しい料理があったので頼んでみた。

いろいろな野菜を煮たもので、ひたひたの汁に入っていて汁物とも言えそうなものだった。

すっきりとした上品な味つけで、日本酒のつまみには良かった。

 

これは「おばんざい」というそうだ。

お酒に合いそうな野菜、漬物、鯨、いくらなどが少しずつ載っている。

おもしろいのは、お皿が新潟県の形をしていて、小さい方は「佐渡」だそうである。

 

これも新潟名物、栃尾の厚揚げ。

 

まだまだ他にも、田舎玉子焼き、新潟名物「する天(するめいかの天ぷら)」など、美味しかった。

新潟の料理とお酒をたっぷり楽しんだ。

ところが、私が手を付けなかったものもある。

この炊き込みご飯も、すでにお腹いっぱいになってしまって、食べられなかった一つである。

米どころ新潟の新米に、鮭、栗、シメジなどを焚き込んだものでおいしそうだった。

残念だが、眼と鼻だけで楽しんだ。

 

新潟のおいしいものをたくさんいただいて、とてもハッピーな夕食だった。

普段は日本酒を飲む機会は少ない方であるが、利き酒セットはどれも吞み口がよくスッと入ってしまうお酒だった。

「海老の髭」のお店を出て、みんなで古町のディープなエリアを散策した。

ほろ酔い気分で歩く古町は、古い街並みに明かりが灯りとても良い雰囲気であった。

 

 


新潟旅行記・その1「ゆうやけこばり」

2024-10-07 | 旅行

仲良くお付き合いしている三夫婦・6人で一泊の新潟旅行をした。

旅の計画・手配は、かって新潟市に赴任した経験のあるKさんご夫妻におまかせ。

我々は、事前に「新潟に行く」ことと「集合場所」のみを聞いただけのラクチン旅行であった。

 

関越トンネルを出ると、それまで降っていた雨は止み、曇り空となり徐々に青空が広がってきた。

途中渋滞もあったが無事新潟市に到着し、お昼は「ピア万代」でお寿司という予定だった。

佐渡沖で獲れる魚が人気のお寿司屋さんは、1時間半待ちとのことで諦め、鮮魚店で持ち帰りの寿司などを買って昼食とした。

乾いた喉に、地ビール(越後ビール)がうまかったこと。

 

夕方は、「新潟の夕日スポット」として有名な「小針浜」に案内してもらった。

記録に残しておきたい、素晴らしい体験だった。

 

目の前は、遠くに「佐渡」が望める日本海の荒海である。

砂浜の手前には、傾斜のゆるい観覧席(?)が造られていて、ここに腰を下ろして夕日を眺めるのに良い場所である。

人気があるのであろう、車やバイクでやってきた見物客の数が増していく。

 

陽が落ち始める。

人たちの楽しみを奪うかのように、陽が沈んでいくスピードは案外速い。

 

やがて、大きな太陽は雲を赤く染めながら、佐渡の島影に消えていった。

恋人たちであろうか、少しずつ濃さを増す闇にもいくつかの人影が見える。

目の前で展開した美しい情景の、余韻を楽しんでいるかのようである。

我々も、立ち去りがたい気分を振り切って浜辺を後にした。


サンマが獲れているらしい

2024-10-04 | グルメ

 

ここ何年か不漁で、価格からみれば「高級魚」の仲間入りしていたサンマ。

それでも季節は秋、しょっちゅう食べるものではないにしても、やはり秋の味覚の一つであり食べたいものである。

先月の末、妻が買ってきたのは驚くような値段だった。

新鮮で、はらわたが出ているようなことは無かったが、味(脂の乗り)はもう一つだった。

ところがその後、北海道などでサンマが獲れているとかで、昨年に比べると価格は下がっているらしい。

「走り」に食いつく(?)のも善し悪しである。