幸隆の国から

歴史の跡、自然、いい湯などを訪ねて出掛けたときの記録。
また、四季折々、日々の雑感です。

草津温泉で湯治

2025-01-25 | 旅行

恋の病以外ならなんにでも効果あり(?)という草津温泉に行ってきた。

目的は、ほぼ完治した「水虫」の菌を完全にやっつけるためである。

酸性の強い「草津の湯」はいかにも殺菌力が病に効きそうではないか。

 

東京からのアクセスはよく、のんびり出掛けることができる。

JR上野から特急「草津・四万」に乘ると、草津の玄関口「長野原草津口」まで2時間半弱の時間で着いてしまう。

 

電車を降り、駅前から連絡するJRバスに乗ると、25分で草津温泉バスターミナルに到着する。

バスターミナルから急な下り坂を、草津温泉の観光スポットである「湯畑」に向かう。

かなりの割合で外国からの観光客も見られる。

 

湯畑には源泉の流れ落ちる「手洗いに湯」がある。

脇に立つ説明板を読むと、この湯で1分間手を洗うと、新型コロナのウィルスは99.12%不活化すると書かれている。

1分間でウィルスがほぼ死んでしまうということではないか。

改めて「草津の湯」の殺菌力の強さを認識し、暖かい湯で手を洗った。

 

地形的には、湯畑は草津温泉の低いところにある。

予約したホテルは、温泉街から少し白根山の方向に登ったところにあった。

天狗山のスキー場が近く、ホテルの窓から、スキーヤーが滑り降りてくるのが見える距離である。

陽が落ちて暗くなると、照明がともされスキー場が白く浮かび上がる。

見るからに寒そうであるが、こちらは源泉かけ流しの大浴場で「極楽!、極楽!」と手足を伸ばした。

 

翌朝、湯畑の周りをブラブラ歩きしているときだった。

ちょうど背後から陽が射し、立ち上る湯気の中に自分の影がうっすらと映し出された。

わずかではあるが、虹も見える。

これは、運が良ければ高山の山頂で見ることができる「ブロッケン現象」と同じことが」起きていた。

 

今回は、温泉に入る以外の行動予定ななく、ただただ温泉に浸かることを楽しんだ。



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