恋の病以外ならなんにでも効果あり(?)という草津温泉に行ってきた。
目的は、ほぼ完治した「水虫」の菌を完全にやっつけるためである。
酸性の強い「草津の湯」はいかにも殺菌力が病に効きそうではないか。
東京からのアクセスはよく、のんびり出掛けることができる。
JR上野から特急「草津・四万」に乘ると、草津の玄関口「長野原草津口」まで2時間半弱の時間で着いてしまう。
電車を降り、駅前から連絡するJRバスに乗ると、25分で草津温泉バスターミナルに到着する。
バスターミナルから急な下り坂を、草津温泉の観光スポットである「湯畑」に向かう。
かなりの割合で外国からの観光客も見られる。
湯畑には源泉の流れ落ちる「手洗いに湯」がある。
脇に立つ説明板を読むと、この湯で1分間手を洗うと、新型コロナのウィルスは99.12%不活化すると書かれている。
1分間でウィルスがほぼ死んでしまうということではないか。
改めて「草津の湯」の殺菌力の強さを認識し、暖かい湯で手を洗った。
地形的には、湯畑は草津温泉の低いところにある。
予約したホテルは、温泉街から少し白根山の方向に登ったところにあった。
天狗山のスキー場が近く、ホテルの窓から、スキーヤーが滑り降りてくるのが見える距離である。
陽が落ちて暗くなると、照明がともされスキー場が白く浮かび上がる。
見るからに寒そうであるが、こちらは源泉かけ流しの大浴場で「極楽!、極楽!」と手足を伸ばした。
翌朝、湯畑の周りをブラブラ歩きしているときだった。
ちょうど背後から陽が射し、立ち上る湯気の中に自分の影がうっすらと映し出された。
わずかではあるが、虹も見える。
これは、運が良ければ高山の山頂で見ることができる「ブロッケン現象」と同じことが」起きていた。
今回は、温泉に入る以外の行動予定ななく、ただただ温泉に浸かることを楽しんだ。