我が家のすぐ近くにある大学で
大学祭が始まっています。
附属の養護学校も出店しているというので、
遊びに行くことにしました。
ゆきパパも一緒に行くというので、
由紀子を説得して3人で出かけました。
由紀子は本当は行きたくなかったのですが、
しつこい母の誘いに仕方なくOKをしてくれたのです。
大学の門をくぐった途端に、
すさまじい音量の音楽が聞こえてきました。
まずい!!・・・そう思ったのですが、
せっかく来たのだから…と、
母は思ってしまいました。
由紀子は完全防御の姿勢で耳を押さえていました。
それでも、シャボン玉の実演があったり、
怪しい大道芸人がいたり・・・(笑)
入り口付近ではそれなりに楽しむものもあったのですが・・・。
奥に進むと、バンドの演奏があっていて
(騒音の発生源はここでした。)
目的の養護学校のお店には行けません。
あらゆるところにスピーカーが置いてあって、
例のバンド演奏を中継しているのです。
スピーカーを避けて、3人で構内を遠回りして
なんとか目的地に到着しましたが、
ここも音は同じでした。
どこに行っても、
この構内は由紀子には拷問状態になるようです。。
仕方がないので、
知り合いに挨拶をしただけで、
帰ることにしました。
また、遠回りをして帰る道を探さしながら、
まるで迷路のような構内をさまようことに・・・。(笑)
途中で、龍踊りやよさこいの集団にもあったのですが、
もうそれどころではありません。
歩き回っているうちにフリーマーケットが開かれている
グランドにたどり着きました。
(◎_◎)おっ?!
何も買い物をしていない母がチャンスとばかりに
「ここは音もかなり静かなので、
ちょっと買い物をしたい・・・」
と、言った途端、由紀子に限界が来ました。
訳のわからない独り言を大きな声で言い出したと思ったら、
「おうちに帰ろう!スーパーに行く!!車で!!」
と、叫びました。
顔は引きつって、パニック寸前です。
「ごめんね!ごめんね!」
母は謝るしかありません。
大学祭になんて由紀子を連れて来るべきではなかったのです。
下見もしないで不用意に連れてきてしまったことを、
すごく後悔をしました。
一刻も早くここから連れ出さなくては・・・。
ゆきパパと急いで由紀子の手を引いて出口に向かいました。
やっと門にたどり着いたところで、
由紀子がそこから見えるホームセンターに行きたいと言い出しました。
(チラシを集めようと思っているようです。)
ゆきパパには荷物を持って先に家に帰ってもらって、
2人でホームセンターに行きました。
やっと音から開放されて
母子でホッとしてお店の中をチラシを集めて回っている時です。
由紀子が突然私に向かって言いました。
「頭が落ち着いたよ!」
私はその場に立ち止まるくらいビックリしました。
頭が落ち着いた?・・・
それは、パニックになりそうだった気持ちが
落ち着いたと言うこと?
すごい!!すごすぎる!!
(〃・o・〃)アングリ・・・・・
まだ、確信はありませんが、
由紀子に自分の感情を理解する力が付いてきているのかもしれません。
私は由紀子が自分の感情をコントロールできるように
ずっと支援を続けてきました。
「今、イライラしたの?」
「どきどきした?」
「うれしかった?」
ずっとそんな声かけを心がけてきました。
たしかにパニックのあとには
「落ち着いた?」と声かけをしてきました。
それが、何年もの月日を経て
やっと実を結ぼうとしている手ごたえがありました。
うれしい!!
本当にうれしい!!
由紀子につらい思いをさせてしまった後悔と、
由紀子の成長を確認したうれしさと・・・
この日記を書きながらとても複雑な母です。
=END=
大学祭が始まっています。
附属の養護学校も出店しているというので、
遊びに行くことにしました。
ゆきパパも一緒に行くというので、
由紀子を説得して3人で出かけました。
由紀子は本当は行きたくなかったのですが、
しつこい母の誘いに仕方なくOKをしてくれたのです。
大学の門をくぐった途端に、
すさまじい音量の音楽が聞こえてきました。
まずい!!・・・そう思ったのですが、
せっかく来たのだから…と、
母は思ってしまいました。
由紀子は完全防御の姿勢で耳を押さえていました。
それでも、シャボン玉の実演があったり、
怪しい大道芸人がいたり・・・(笑)
入り口付近ではそれなりに楽しむものもあったのですが・・・。
奥に進むと、バンドの演奏があっていて
(騒音の発生源はここでした。)
目的の養護学校のお店には行けません。
あらゆるところにスピーカーが置いてあって、
例のバンド演奏を中継しているのです。
スピーカーを避けて、3人で構内を遠回りして
なんとか目的地に到着しましたが、
ここも音は同じでした。
どこに行っても、
この構内は由紀子には拷問状態になるようです。。
仕方がないので、
知り合いに挨拶をしただけで、
帰ることにしました。
また、遠回りをして帰る道を探さしながら、
まるで迷路のような構内をさまようことに・・・。(笑)
途中で、龍踊りやよさこいの集団にもあったのですが、
もうそれどころではありません。
歩き回っているうちにフリーマーケットが開かれている
グランドにたどり着きました。
(◎_◎)おっ?!
何も買い物をしていない母がチャンスとばかりに
「ここは音もかなり静かなので、
ちょっと買い物をしたい・・・」
と、言った途端、由紀子に限界が来ました。
訳のわからない独り言を大きな声で言い出したと思ったら、
「おうちに帰ろう!スーパーに行く!!車で!!」
と、叫びました。
顔は引きつって、パニック寸前です。
「ごめんね!ごめんね!」
母は謝るしかありません。
大学祭になんて由紀子を連れて来るべきではなかったのです。
下見もしないで不用意に連れてきてしまったことを、
すごく後悔をしました。
一刻も早くここから連れ出さなくては・・・。
ゆきパパと急いで由紀子の手を引いて出口に向かいました。
やっと門にたどり着いたところで、
由紀子がそこから見えるホームセンターに行きたいと言い出しました。
(チラシを集めようと思っているようです。)
ゆきパパには荷物を持って先に家に帰ってもらって、
2人でホームセンターに行きました。
やっと音から開放されて
母子でホッとしてお店の中をチラシを集めて回っている時です。
由紀子が突然私に向かって言いました。
「頭が落ち着いたよ!」
私はその場に立ち止まるくらいビックリしました。
頭が落ち着いた?・・・
それは、パニックになりそうだった気持ちが
落ち着いたと言うこと?
すごい!!すごすぎる!!
(〃・o・〃)アングリ・・・・・
まだ、確信はありませんが、
由紀子に自分の感情を理解する力が付いてきているのかもしれません。
私は由紀子が自分の感情をコントロールできるように
ずっと支援を続けてきました。
「今、イライラしたの?」
「どきどきした?」
「うれしかった?」
ずっとそんな声かけを心がけてきました。
たしかにパニックのあとには
「落ち着いた?」と声かけをしてきました。
それが、何年もの月日を経て
やっと実を結ぼうとしている手ごたえがありました。
うれしい!!
本当にうれしい!!
由紀子につらい思いをさせてしまった後悔と、
由紀子の成長を確認したうれしさと・・・
この日記を書きながらとても複雑な母です。
=END=