ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

座り込み?

2005年04月20日 | ゆきちゃんの日記
今日は遠足の予定だったのに朝から雨が降っていました。 

遠足は校内行事へ変更です。 

でも、ゆきちゃんはお弁当さえあれば満足です。 


朝から機嫌よく登校したので母はすっかり安心をして、
夕方4時にお迎えに行きました。 

学童の部屋へ向かう途中に生徒用の玄関があるのですが、
そこに座り込む由紀子の姿が見えたような気がしました。 
( ̄△ ̄;)エッ・・? 
 

恐る恐る覘いてみると・・・
担任のH野先生とI橋先生それに学童の指導員の先生に囲まれて
由紀子が床に座り込んでいました。 

先生方の話では、
学童に行かないと言って2時半からそこに座り込んでいたようです。 
 
「どうして行かなかったの?」 

「・・・・・・・」p(-ω-〃) イジイジ 

私の質問に黙り込む由紀子に、
H野先生が小さな声で助け舟を出しました。 

「つかれていたから・・・」

ヒソヒソ(  ̄。(・-・)? 

すると由紀子も同じように小さな声で・・
「つかれてたから・・・」 

私、怒っていたのについ笑ってしまいました。(笑) 

みんなも笑ってしまって、
いまさら叱ることもできなくなってしまったので、
次からちゃんと学童に行くと約束をして、
「ごめんなさい!」をして帰ってきました。 
 

みなさんにご迷惑をおかけしてしまって・・・
本当に申し訳ありませんでした。 
 

でも、この日迷惑をかけたのは
この事件だけではありませんでした。 

帰宅して連絡帳を読んでみると、
いったんは中止になった遠足が、
天気が回復したということで
近くの公園でお弁当を食べることにまた変更になったようです。 

その時に由紀子は歩かないと言って動かず、
車で連れて行ってもらったらしいのです。
ε-(_- ヾ)ハァ 

帰りはちゃんと歩いたらしいので叱ることは控えめにして、

「みんなが歩く時には一緒に歩く!」

という約束だけをさせました。 

そろそろ学校にも慣れてきたので、
わがままが始まったのだと思いました。 
 
でも、由紀子が寝てから冷静に考えみたら
今日の由紀子の反抗にはそれぞれ訳があったような気がしてきました。 

学童に行かなかったのは、
私が朝からちゃんと説明をしなかったからです。 

学校が終わったら学童に行く!」

それが日課だと由紀子も納得していると私が勝手に思い込んで、
放課後は学童という説明を省いてしまったのです。 
 

昨日は性教育に行くために学童をお休みして帰宅しました。 

して、今日の朝になっても私が学童のことに触れなかったので、
由紀子は学童はもう終わったと思ったのかもしれません。 


失敗でした。
ヾ(_ _*)ハンセイ・・・ 
 

そして遠足にしても 

もともと遠足はバスで行くことになっていました。 

そして、今日の朝に

「遠足は中止!学校でお弁当を食べます。」

と、説明をしました。 


それが、急に公園に歩いていくと言われたわけですから・・・。 

由紀子は予定の変更の連続の中で、
戸惑い納得が行かなかったのでしょう。 
 

由紀子の寝顔を見ながら
「その場で解ってあげられなくてゴメンね!」
とつぶやくしかない母でした。

=END=
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性教育

2005年04月19日 | ゆきちゃんの日記
大村に引っ越してから最初の性教育がありました。 

学校の給食を食べてから
早退してJRで長崎へ向かいました。 
 

由紀子はJRの車内アナウンスが大好き。 

駅が近づくたびに

「次は諫早です。諫早では左側のドアが全部開きます。・・・・」

等のアナウンスが流れるのですが、

駅によっては前のドアしか開かなかったり、
右側のドアが開いたりするわけで・・・。 

いろいろなパターンを覚えた由紀子は
流れるアナウンスに合わせて一緒にせりふを言います。 

ところが最近、新手の遊びをはじめました。 

「右側のドアが全部開きます。」と、
アナウンスが流れた後に

「左側のドアが開きます」と大きな声でいうのです。(笑) 

みんな(・・。)…ん? と言った顔で由紀子をみます。 

横にいる私は笑ってごまかすしかありません。

(;¬_¬)☆ヾ(@゜▽゜@)ノ" アハハ 
(ちょっとドキドキです。) 

そんな私の苦労も気にせず、最後には 

「車内の全部のドアが開きません。」..
( ̄△ ̄;)エッ・・? 

「ゆきちゃん!それじゃ誰も降りられないじゃん!」(笑) 

と、突っ込むと 

「誰もおりられませ~~ん!」 

おもわず由紀子の口を押さえてしまいました。(笑) 
 

んな珍道中の末に長崎へ・・・。 

久しぶりに主治医のA川先生とM原先生に会ってきました。 

性教育は身体の発育のお勉強から、
自分の身を守るためのお勉強へと進んでいます。 

Q「胸を触ってもいいですか?」 
A「嫌!だめよ!」 
 
Q「お菓子をあげるから車に乗らない?」 
A「嫌だ!」 
 

大切なお勉強です。 

=END=
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個人面談

2005年04月18日 | ゆきちゃんの日記
今日は由紀子の学校へ個人面談に行ってきました。 

由紀子が通う養護学校には寄宿舎があって
長崎県内の各地からたくさんの子どもたちが
親元を離れて生活をしています。 

その為にこの学校では家庭訪問ではなく、
親が学校へ来て個人面談をする方法をとっているのだそうです。 
 

養護学校のシステムになれていない母は
まだ戸惑うことばかりです。 

地域の小学校に通っている時の由紀子は特別な存在でした。 

普通の子どもたちと一緒に活動するために、
行事ごとに先生方といろいろな話合いを重ねて
配慮をお願いしてきました。 


でも、養護学校に入ったら由紀子はもう特別な存在ではありません。 
 

今までは新学期になって教室が変わる度に
トイレに場所や特別教室を確認させるために
事前に由紀子を学校へ下見に連れて行きましたが

今年は先生がやってくれるのでその必要はありませんでした。 
 

担任の先生が代わる時には、
始業式の前に先生に由紀子の障害について
たくさん説明をさせていただきました。

でも今年は由紀子だけに
そんな時間を取っていただく理由が見つかりませんでした。 
 

今までは由紀子の学校での様子を伝えてくれた
回りの子どもたちももういません。

子どもたちに由紀子の障害について説明もいらないのです。 
 

母は何をすればいいのか、
何をしなくていいのか解らなくて・・・

不安でいっぱいなのです。
(ノ_・、) うるうる 
 

でも今日は面談です。
やっと担任の先生とゆっくり話をすることが来ました。 
 

学校での由紀子の様子ですが・・・

今のところ大きなパニックを起こすこともなく、
落ち着いて生活をしているようです。

しかも、なんとクラスのリーダー的な存在だといわれます。
(〃・o・〃)アングリ・・・・・ 

先生の手伝いなど一生懸命にやっているようです。 


いままで、みんなに助けてもらいながら
後からついていくことの多かった由紀子が・・・

何だかビックリしました。 


もしも、このままリーダーとしての
役目を続けることができたとしたら
由紀子の新しい成長が見られるかもしれないと
ちょっとうれしくなりました。 
 

クラスの中にまだ落ち着かない子どもさんがいて、
そちらに手がかかるために
由紀子はひとりでパズルをしたりする時間が多くて
申し訳ないと先生は言われましたが、
今は仕方がないと思っています。 

由紀子も学校に馴染むまでは
ゆっくりとした時間が必要かもしれません。 
 

でも、この由紀子の静かさに
母はちょっと不安も感じます。 

まだ、自分自身を出すことができずにいるのかもしれません。 

いつものことですが、
由紀子は新しい場面では一生懸命がんばって、
おりこうさんを演じますが、
慣れてくるとだんだん難しい一面を見せるようになります。 

先生にもそのことはお話して来ました。 

たぶん運動会の練習の頃から荒れ始めるかもしれません。 


みんなが落ち着いてから、
由紀子の番かもしれないということです。 
 

先生方と1時間余りお話しをしてきました。 

たくさんお話をしてきたのですが、
正直言ってまだ養護学校の流れがわからないままで
不安が残っています。 


これはもう、自分でゆっくりつかんでいくしかないようです。

=END=
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肩こり

2005年04月16日 | ゆきちゃんの日記
今日は動作法の訓練の日でした。

新年度最初の訓練なので自己紹介がありました。 

子どもたちはそれぞれ進級してお兄さんや、お姉さんになりました。 

トレーナーの先生方も
転勤で勤務先の学校が変わった方もいっぱいです。 

それぞれの春がここにもいっぱいありました。 
 

訓練が始まってトレーナーに子どもたちを渡した後で、
保護者の話し合いがあって
由紀子とはしばらく別行動になりました。 

話し合いが終わって戻ってみると由紀子の姿がありません。 

「あれ?うちの姫は?」と、
回りの先生方に言うと 

「姫は帰ると言って出て行ったので、
F先生が追いかけてます。」 
 
(→o←)ゞあちゃー ここでもか!! 


慌てて外に出てみると、
廊下で先生と押し問答をしています。 

私の姿を見て慌てて戻ってくる由紀子です。 

そして、

「だめだよ!泣いちゃ!  
だめだよ!噛んじゃ!」

と繰り返しています。
(いつもの自首です。(笑)) 
 
そうそう!泣いちゃダメだよ!・・・ 

え?!噛んだの?
w(・0・☆)w  


びっくりして問い直すと 

「先生の顔を噛んじゃダメだよ! 
だめだよ!噛んじゃ!」

と繰り返します。 


今日の担当のトレーナーの先生は独身の若い女の先生です。

まさか顔をかんだのではないかと思って、
急いで先生に尋ねに行きました。 
 
でも、先生は噛まれてはいませんでした。
ε-(_- ヾ)よかった!! 
 

由紀子は訓練の最中に指示された姿勢がとれずに苛立って
パニックになりかけて外に出たようですが、

そのパニックの最中に
先生の顔に噛み付きたい衝動に駆られたのでしょう・・・(怖い!) 


でも、その気持ちを我慢したと私に言っているようです。 

「えらかったね!!」

と誉めてやりました。 

よく思いとどまってくれました。 
本当によかった!! 
 

その後はまた落ち着いて訓練に参加をすることができましたが、
そのときのトレーナーの先生の話では、
ビックリするほど由紀子の肩の筋肉が硬くなっているそうです。
 
きっと新しい環境の中で緊張して
肩に力が入って凝っているのでしょう。 


そういえば、2.3日前頭痛がすると言って
ゴロゴロしていることがありました。

あれは肩こりから来た頭痛だったのかもしれません。 
かわいそうに・・・・。 


でも、この日訓練の中で肩の筋肉をほぐしていただいて
少し気分がよくなったのでしょうか、
夜はいつもより早く寝付いてしまいました。 

明日から私が少しマッサージをしてやりたいと思います。 
 
でも、母も肩がガチガチなのよねぇ~。

誰か私の肩もほぐして~~~! 

=END=
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遠足は嫌い!

2005年04月14日 | ゆきちゃんの日記



昨日、学校から帰ってきた由紀子が急に遠足の話をしました。 
「遠足は嫌いなんだぁ!」
( ̄□ ̄) 

(・・。)…ん?  

確かに20日は遠足になっているのですが、
何が気に入らないのかしら? 

ちょっと気になりましたが、
最近は何でも反抗をするのが常になっているので
あまり気にしていませんでした。 

でも、今朝になってもしつこく
「遠足は嫌い!行かない!!」
を繰り返します。 


はじめは
「バスで行くんだよ!」とか
「お弁当を作ってあげるから・・・」とか
何とか気持ちを変えようと努力した母ですが、
あまりのしつこさに 

「そんなに遠足が嫌いなら、
先生にそう言えばいいでしょう!!」

と、言ってしまいました。(ちょっと反省!) 

すると、由紀子がそうか!と納得したように

「先生に遠足は嫌いって言うんだよ!!」

(やっぱりまずかったよね!) 
 
その嫌いの理由がわかったのは登校してからです。 

昨日先生が
「明日は遠足のお菓子を買いに行きます。」
といわれていたのだそうで・・・。 

最近、スーパーの中に流れている
音楽が気になって行きたがらない由紀子は
そのせいで「遠足がきらい!」と言っていたのです。 

昨日からのいきさつを担任の先生に話して、
帰って来ましたが由紀子は買い物に行けたのでしょうか? 
 

結果は・・・。 


やはり行けなかったようです。
ρ(-.-、)  


今日の連絡帳は中学部主事の先生からでした。 

みんなと一緒に出かけなかった由紀子を
主事の先生が引き受けてくださったようです。 

たぶん由紀子はパニック状態だったと思うのですが、
ゆっくり話をしてくださり落ち着いた後は
一緒に校内を散歩してチューリップを探したり、
蝶々をみたりしてくださったようです。 

「買い物はできませんでしたが、
心地よい季節は味わえました。」

と連絡帳に書いてありました。 
 

買い物にみんなと行けなかったことは残念ですが、
由紀子はとてもいい時間を過ごさせていただいたようです。 

そのおかげでしょうか、
家に戻ってからはとても落ち着いて
機嫌のいいゆきこでした。 
 

そろそろ学校で自分を出し始めた由紀子・・・

きっとこれからが大変です。 


先生方が手を焼く様子が目に浮かぶようです。
ε-(_- ヾ)ハァ 

でも、主事の先生が 

「本当の自分を出さなければ、
指導はできませんからね・・・。」 

と言ってくださったことで、
母はちょっと気持ちが楽になりました。 

その為に、養護学校への進学を決めたんでしたよね!! 


=END=
 
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