一番有名なのは「光合成」で、これ無しで生き物の繁栄があり得ない事は誰でも知っています。
「アンモニア合成」についても「化学肥料とグレート-リセット」の回で詳しく述べ、空気中の窒素を取り込んでアンモニアに合成する事で、生き物は繁栄を遂げております。
もう1つ核心的な「合成」を挙げるならば、「核酸合成」も外せません。
核酸はDNAの材料で、DNAは生体の全ての「タンパク(酵素)合成」を行っているので、核酸無しで生き物は絶対に生きられません。
今回はそれぞれの「合成物」についてはあまり深入りせず、「合成」の全体像を捉えるコトをテーマとして、順番に様々な「合成」を紹介して行きます。
「有機酸合成」というのも生き物にとって核心的で、その酸により鉱物からミネラルを溶出する働きによって、生体は必須のレアアース(酵素の核)を獲得しています。
あまり深入りはしないと書きましたが、有機酸の働きは他にも沢山あってあまり知られていないので、コラムで紹介して置きます。 これは前回載せた「シンバイオシス研究所」のブログ ページで、「共生」と「核酸」を結ぶ核心的な働きを分かり易く解説しております。
もう1つだけ核心的な「合成」を紹介させて貰いますと、「ファイトケミカル合成」も生き物の繁栄には欠かせません。
「ファイト」は「植物」の学術用語で、植物を食べる事でしか生きられない動物にとっても「ファイトケミカル」は重要な役割を果たしています。
これは免疫力を高める働きで、これも「共生」と同じく近年やっと理解が及んで来て、急速に発展している研究分野です。
コラムでもファイトケミカルについては沢山書かれてますが、これは既に医療現場で活用されており、それを詳しく述べた本がアメリカでベストセラーに成っているのでそちらを上げて置きます。
生物的な「Synthesis」については以上とし、最後に音楽のシンセサイザーに話を持ってきます。
これが登場したのは'60年代で、それまでアコースティックな音楽しか無かったのがエレキ サウンドの時代に突入しました。
その先頭を走ったのが、これまで何度も紹介して来た「ピンクフロイド」で、彼等は「電気の魔術師」と呼ばれました。
エレキギターに限って言うならばジミー-ヘンドリクスも先駆者でしたが、シンセサイザーならばやはりピンクフロイドが元祖で、「Ecoes(呼霊)」がその新しい音楽の発展を象徴する曲と言えます。