57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

SL神戸第6戦カデットクラス 〜それぞれの目標〜

2020年10月15日 | 2020年レース
2020 SL神戸シリーズ 第6戦 カデットオープン 決勝

10月11日に行われた、SL神戸シリーズの第6戦、
今回は、小学生たちが乗る、カデットクラスを見てみましょう。
ボクが応援しているのは、
昨年のSL神戸シリーズ・キッズクラスのチャンピオン
横山輝翔(あきと)くん

こちらが横山さんファミリー

子供たちがカートで一生懸命走る姿を見て、ボクが思うこと。
それは
『それぞれに目標がある』
ということ。

例えば下位の選手が、表彰台に登れなかったから『ダメな選手』なのか?
いいえ。
それは絶対違います。
彼らは、彼らなりの目標をもってレースに臨んでいます。
何より、自分のベストを尽くそう、として挑戦しています。
そこに子供たちの成長がある、と思うのです。

例えば、前回のレースでは、リタイアしてしまった。
だから今回は、完走を目指そう!
決勝レースの12周回。他の選手と接触せずに無事、完走すること。
レース・ディスタンスをしっかり走りきる。
それだけでも大変立派な目標だと思います。
完走してこそ、初めて順位がつくわけです。
そして、完走を成し遂げた子供たちは、
次の目標に向かいます。
『ポイントをゲットしよう!』
ということ。
10位に入れば、ポイントが1点もらえます。
たかが1点と思うでしょうが、
『されど、1点』なのです。
この1点をもらうためには、朝早くからサーキットでマシンを調整し、
練習走行、タイムトライアルで、マシンとタイヤ、ドライバー自身のコンディションを整え、
予選ヒートを完走し、決勝ヒートでも10位以内で完走。
そこまでして、ようやくもらえる『1ポイント』なのです。
***
その点、横山あきとくんは、すでにポイントゲットは当たり前のレベルに到達しています。
7月のSL第3戦では、最高位の4位フィニッシュ、10ポイントをゲットしています。
さらには、この第3戦の予選ヒートでは、

『47秒 075』という、レース中の『ファステストラップ』を記録しています。
これは、レース中、『誰よりも速く走った』という『レーサーの勲章』です。
カデットクラス、デビュー1年目の選手が、
ここまで上位の選手に絡んでくるのは、すごいことだと思います。
******
今回のSLシリーズ第6戦。
カデットクラス決勝は、混戦模様でした。
スタート直後に接触する車が出て、荒れるレースになりそうな雰囲気。
あきとくんも、混乱に巻き込まれ、後方にドロップダウンしてしまいます。

(ゼッケン2番があきとくんです)
しかし、そこから、『粘っこく』追い上げてゆきます。
8周回目、6コーナーヘアピン入り口でインに飛び込むあきとくん。(黄色と緑のヘルメットです)

9周回目、再び6コーナーでインをさす、あきとくん。
これで6位に戻します。

小さい身体で、ファイトあふれる走りでしたね。
総合結果は下の通り。
秋枝璃空くん、タイトラ1位、予選1位、決勝1位のパーフェクトウィンでした。
おめでとうございます。

シリーズポイントはこちら。あきとくんは、しっかり6ポイントをもらって年間ランキング6位につけています。

横山さんファミリー、次は表彰台目指して頑張ってくださいませ。


本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2020
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