57歳から始めるレンタルカートの世界

唄う物書きアマミヤユキト57歳で人生初のレンタルカートデビュー。

レンタルカートでタイヤロック&スピン

2020年03月24日 | オンボード映像


上の動画は3月20日の練習の様子です。
このとき僕は、レンタルカート1号車で、
タイヤをロックすることと、スピンする練習をしていました。
(なお、安全のため、必ず、後続車がいないことを確認してください。また、レーシングカートではマシンを損傷する恐れがあるのでお勧めしません)

コーナー手前で、アクセル全開から、一転、

『ガツン、とフルブレーキ』

カートのブレーキは後輪につけられています。
ブレーキを強く踏んでタイヤをロックさせると、
「カートが後ろで小刻みに揺れる」
そんな感じがお尻と背中に伝わります。
ここで重要なのは、さらに「ブレーキを強く踏み続けること」
荷重はフロントに移動し、リアは若干浮いたように感じます。
するとカートは安定を失って、それこそ

『クルリン、パッ!』

っていう感じで回転します。
この間、わずか1〜2秒なのですが。

***
なぜ、タイヤをロックさせるのか?
なぜ、わざわざ、スピンしてみるのか?
これは、ブレーキやタイヤグリップの限界にトライすることだからです。
また、ブレーキロックやスピンによって、車と自分との一体感を、全身で感じることができます。
言葉で表現するのは難しいんですが、

『クルマを自分のコントロール下に置く』
『クルマをぶんぶん振り回す』

クルマと自分の限界性能を試し、体験することによって、
このような感覚を得られるのです。
また、限界を超えるか、越えないかという、ギリギリを責めてみるからこそ、
その”ちょっと手前”が

『そのクルマの一番オイシイところ』

ということも、分かってくるのです。
***
ただし……。
こんなこと、普通車に乗って一般道でやろうものなら、即事故に直結します。
人身事故になったら、もう、目もあてられません。
相手家族へのお詫びとお見舞い、重い刑事罰と罰金、最悪、刑務所行きです。
(実際僕は、かつて居眠り運転で交差点に突っ込み、人身事故を起こして刑務所に行きかけたのです。
幸い、交差点で信号待ちをしていたクルマの後ろに直撃し、ストップしたため、交差点で歩いていた多くの人たちに怪我はありませんでした。)
安全に、スポーツ走行を楽しみたい、車と自分の限界に挑戦したいのなら、やはり、サーキットに行くべきです。
***

サーキットでレンタルカートを走らせる。
その美味しいところ。
それは、
①最初から、ぶつかっても良いように作られてる。
(樹脂製のバンパーでぐるりとガードされてます)

②ミッドシップレイアウト、スリックタイヤで、操縦性は抜群。
③とにかく安い!!(神戸スポーツサーキットでは1周250円です。)

****
レンタルカートは、モータースポーツの入門として最適です。
誰でも安く、お手軽に乗れます。その敷居の低さが魅力です。

それでも、いざドライビングを極めようとすると、自分の技量が、それこそ丸裸にされてしまうのです。
それはピアノやギターを弾くのとよく似ていると思います。(ちなみに僕はギターを弾きます)
おんなじ、アップライトピアノを弾いても、上級者はショパンのエチュード
を弾きこなし、初心者は、
「きらきら星」
が精一杯かもしれません。
でも、上級者も、初心者も、それぞれの技量で、目一杯楽しめますよね。それが生楽器のいいところ。
レンタルカート、レーシングカートも、言ってみれば、クルマの『生楽器バージョン』と言えるかもしれませんね。


***写真、動画及び本文の著作権は天見谷行人に帰属します ©️Yukito amamiya 2020
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