食品の値上がりは続くでしょうし、燃料の値上げも。
日本の食品自給率が39%と低いので、各地域で、輸送のコストが安い地場産業の食材が今後生き残る
糧となりそうですね。
まあアメリカのように食品強奪で、殺人!などは日本では考えにくいでしょうが、食品の盗難はあるでしょうね。
https://www.theepochtimes.com/doomsday-preppers-warn-of-hard-times-ahead-as-preparedness-goes-mainstream_4377157.html
食糧不足、食料配給、食糧暴動。
「そのすべてがやってくる。そしてすぐに」と言うのは、米テキサスを拠点とする食品科学者であり、「ヘルスレンジャー」ポッドキャスターのマイク・アダムス氏だ。彼は、短期的にアメリカで悲惨な出来事が起こっているのを見ていると言う。
彼は、「人々は今準備をする必要があります」と言う。
「本当に注意すべきことは、食料品のインフレです」とアダムズは述べる。
「私は、今年の終わりまでにアメリカで食糧暴動が発生することになると考えています。食料品店、特に肉製品の暴動を目にするのではないでしょうか」
「食料品店は、セキュリティとチェックポイントを強化して対応すると見られますが、ある時点で、おそらく価格統制と配給の試みが見られるでしょう」
「それがすべてではありません。食料配給アプリとして機能するワクチンパスポートアプリを強制しようとする配給となることはほぼ確実だと思います」
アダムズはこのようにエポックタイムズに語った。
アメリカ、そして世界に困難な時期がやって来ることについて予測を立てているのは、アダムス氏だけではない。
暴走するインフレ、燃料費の高騰、肥料不足の重みで食料生産が座屈している。
作物のない農地
アダムズ氏によると、2年前の北米では、1,000エーカーの商業農場への肥料価格は、1エーカーあたり約 200ドルの費用だった。しかし現在、春の植え付けでは、農家は 1エーカーあたり 1,200ドルから 2,000ドルの支払いとなっている。
以下のようにアダムズ氏は言う。
「現在、多くの農家の人たちが、あまりにも高い費用がかかるために、作物の栽培をしないことを決めています。さらに、ディーゼル燃料の価格高騰とディーゼル燃料の不足は、それに追い打ちをかけつつあります」
これが拡大すると、農作をする農家が少なくなることにより、出回る食糧そのものの絶対数の低下と関係する。
食品科学者としてのアダムス氏は、重金属を含まないクリーンな有機栽培食品の支持者であり、オンライン販売を通じて、そのような作物を入手できるようにしている。2020年に COVID-19 のロックダウンが始まって以来、アダムス氏の作物に対する需要は非常に高くなっている。
アダムズ氏によると、2,000個のバケットを生産するのに平均 6〜 8週間かかり、それは通常 30分から 3時間以内に売り切れる。
ロシアがウクライナに侵攻する前から、米国でのサバイバルフードの需要は多くの国内供給業者の間で増加している。
サウスカロライナ州のプラクティカル・プレッパーズ社のローリー・ハント氏は、「米国のサプライチェーンは崩壊し続けています」と述べる。
「これは、食品、本、太陽光発電機器など、あらゆるものに及ぶことを人々に認識させています。ウクライナが太陽光発電産業の重要な原材料の供給源であることを考えると、これは今後数か月でさらに悪化するでしょう」
「私たちの顧客の多くはエネルギーの自立に向かっています、これはより大きな需要を作り、供給状況を減らしています。お客様たちには、システムに必要なすべての部品が集まるまで 2〜 4か月待つ準備をしていただくようお願いしています」
リサーチ企業によると、2017年に 755億ドル (約9兆円)と評価された世界の緊急およびサバイバル市場は、2025年までに 4,230億ドル (約50兆円)に達すると予測されていると報告している。
デンバーにあるサバイバルフロッグ社の CEO バイロン・ウォーカー氏は、エポックタイムズに次のように語った。
「自然災害やテロ攻撃の増加による安全とセキュリティソリューションの必要性の高まり、規制政策の実施、緊急時の備えの必要性などの要因が、世界の緊急事態管理市場の成長を後押ししています」
値上げの嵐
ここ数週間、何人かの YouTube 上のサバイバル「準備者」たちは、困難な時期が迫っていることを警告している。
ノースダコタ州「マジックプレッパー」のマット氏は、現在の世界的な出来事を考慮し、準備が「金融と希少性のジャンル」として主流になり続けていると述べている。
「食糧生産の問題、サプライチェーンの問題、パンデミックからの景気回復の遅れ、そして海外紛争の連鎖的な影響により、不足、混乱、値上げがとどまり続けることは明らかだと思われます」
マット氏はこう語った。
彼は、ウクライナの状況は、核あるいは化学的攻撃の場合の準備への関心も復活させたと述べた。
「紛争が複数の世界的な超大国から不安定なレトリックを生み出しているため、私たちは最近の歴史のどの時点よりもそのような出来事に近づいています」
ハンガリー、ウクライナ、ロシア、ベラルーシなどの国々が食糧輸出を停止するという経済的な保護主義を考えると、穀物の世界的な供給は厳しく制限されるだろうとアダムズ氏は述べた。
これは「私たちの生涯で見た中で最も極端な食糧不足」をもたらすだろうとアダムズ氏は言う。
これまで以上の
アダムズ氏は以下のように述べている。
「それは 8月頃に始まり、年末まで続くのではないでしょうか。これの多くは、バイデン氏が米国の石油会社にパイプラインを完成させてさらに掘削を行うことを許可するかどうかに関する経済的決定に依存しています。もし彼がそうしなければ、2023年を通してさらに多くの不足が見られるでしょう」
しかし、予測される混乱から、アダムス氏は、私たちが自身で食料を育て、生産する方法で自由と自立の目覚めを予見してもいる。
「これは、世界の人々にとって、より自立する必要があるという警報が鳴った瞬間だと思います。食料生産の地方分権化が必要です。私は地方分権化の大きな支持者であり、地元で栽培された食品を利用するべきだと考えます」
悪いニュースとして、米国で準備している人々が全体の約 5%だけだということだとアダムス氏は言う。しかし「準備をするほど、食糧不足が発生したときのパニックが少なくなる」と述べている。