これはこのところあちこちでニュースになってたから
ご存じの方も多いと思うけど
身内が亡くなった後
大概はご自宅かセレモニーホールでお葬式をするんだけど
死亡後24時間以上たたないと火葬ができないため
そして通夜と本葬のため
棺に入ったご遺体は状態が悪くならないようにドライアイスをいくつか使って
冷やしておかなければならない(保冷材はすぐ溶けるのでよくないそう)
けど
ドライアイスが気化するとき発生する二酸化炭素は
空気より重いためご遺体のまわりにたまって
うっかりそこに顔を入れると濃度の高い二酸化炭素を一気に吸い込み
二酸化炭素中毒で死んでしまうことがあるという
それが2020~2021年の間に3件あり
ご遺体が安置された部屋で寝ずの番をしていた時に起こったそう
それで実際に実験をしてみると
棺にドライアイスを入れてふたを閉めると
20分で二酸化炭素の濃度が30%を超え(これは吸い込むと瞬時に意識を失うレベル)
4時間後では90%ほどに上昇し
その後蓋を開けても二酸化炭素の濃度は50分経っても30%以上を保っていたそう
なので
お体がそこにあるうちに話しかけたり見つめたい気持ちはとてもよくわかるけど
棺の蓋を開けてそこに顔を入れることは
一瞬で気を失い、そのまま死んでしまうことにつながるし
それはだれも望まないことで
亡くなった方も悲しませてしまうことになる
だから
寝ずの番をする場合はできれば2人以上がいいし
室内の換気をよくして
棺の蓋は開けないほうがいい
また明らかに具合が悪くなったら救急車を呼びましょう
セレモニーホールなら時々巡回で声掛けもあるかもしれないけど
巡回の時間によっては間に合わないこともありますから
やっぱり自分が気をつけるしかない
これから大切な家族を見送る立場にある人は
本当に気をつけてほしいと思う
悲しくて辛い時間だけれど
このことについては自分だけでなく回りの方たちにも声かけをして
安全に式が行われるよう
願ってやみません
遊びに来てくださって、ありがとうございました