一抹の不安

たまーに思い出すんだけど

高校生の頃、このあたりにこじゃれたスパゲッティ屋さんがあって

部活の仲間と何度かそこに行って

おいしいスパゲッティに舌鼓を打ちながら

マスターのお話を聞いたり

学校の話で盛り上がったりした

そのお店はたしか

わたしたちが高校を卒業するころに閉店してしまって

今ではもうどこにあったかも定かじゃない

でも

懐かしい思い出

それを誰かと分かち合いたいけど

もうその頃の仲間とは音信不通だから

ちょっと残念

それで

学校は違うけど

子供のころからこのあたりに住んでたわんこ友達に

ある時その店の話をした

すると

ふたりとも全然知らないという

えっ？ほんとに・・・？

だって

ここが地元であの頃高校生だったら

絶対知ってるはずでしょう・・・

だから

わんこ友達は別の地域の話じゃないか？って言う

もちろん自分としてはそんなはずない、ここに間違いないって思うけど

地元の人にそういわれると

一抹の不安が・・・

でも

どんなに思い返しても他の地域だったはずがないし

最寄り駅の近くの道を一本奥に入ったところ、なのは憶えてる

ただし

それがどの道だったのかは全く分からず・・・

まああの頃とは道も少し変わっちゃったから

思い出すのも難しいけど

やっぱり考えちゃうのは

ほんとにこの地域にはそんなお店はなかったら、ってこと

または

それは全くの幻、とか・・・？

若い頃の思い出だから

そんな作り話なんて絶対ないとは思うけど

地元の人も知らないお店っていったい？って考えると

どうしても一抹の不安が残っちゃう

わたしなのでした・・・

わたし、大丈夫？



遊びに来てくださって、ありがとうございました