kisetsunokazeni

ときには空を見上げて深呼吸。無駄と思える時間も必要な時がある。

願い

2019-10-21 18:22:21 | 

高齢で目が見えないおとうと犬には

もうあまり望むものもないんだけど

ひとつだけささやかな願いがある

それは

ひとりの時間を楽しんでもらうこと

おとうと犬はうちに来た時からずっとおにいちゃん犬がいて

別の部屋で寝るってことはあっても

全くひとりになるってことが全然なかった

だから去年おにいちゃん犬が亡くなり

その後はたぶんお兄ちゃんロスでつらい時期が続いたと思うけど

そろそろそこを抜け出して

初めての自分時間を思ったように過ごしてもらいたい

まあ年とか失明とかいろいろあるから

若い頃みたいなお楽しみはできないけど・・・

それでね

いろんな経験したり考えたりして

いつかおにいちゃん犬のところに行ったときは

そのことを教えてあげてほしいの

まあメルヘンみたい、って言われればそれまでだけど

わたしはそういうふうに思ってるし

自分自身ももう亡くなってしまったけどもう一度会いたい方は何人もいて

もし会えたら「あの後こんなことしたよ」とか楽しかったこと、つらかったことも

いっぱいお話したいし

そのためには自分に正直に一生懸命生きないと、なんて思う

そんなことで

おとうと犬が充実した今を生きるためには

やっぱりまずご飯をちゃんと食べて元気でいないとダメなんだけど、って思って

おとうと犬にご飯を食べるよう何度も話すんだけど

なかなか通じないし

相変わらずあんまり食べてもらえない

あ、食欲はあると思うんですよ

だって、食べ物を鼻さきに持っていったりおやつの袋を開けると

ちゃんとフンフン匂いは嗅ぐんだから

で、食べない・・・

もしおとうと犬がやりたいことが

ごはんをあんまり食べないでわたしを困らすってことなら

願いはかなってるけど

それっておとうと犬はお腹空くし私は困るしで

誰もいい思いしてないからあんまり意味ないと思う

そんなわけで

わたしのささやかな願いをぜひかなえてもらいたいと

今日も必死でご飯を作り説得しお口に持っていく

飼い主なのでした~

何かアプローチが間違ってるのかしら・・・?

 

遊びに来てくださって、ありがとうございました


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