夜になると人肌が恋しくなるというか、寂しい気持ちになる時があります。
今がちょうどそんな感じです。
そこで思い出したのが、私の"初恋"と呼べる恋のお相手のことでした。
いつもとはだいぶテイストが違いますが、たまにはこういうのもアリかな、ということで。笑
ここには一応私の生い立ち?というか性格も関係しているので...。
私の初恋はちょうど3年くらい前、中学校3年生の時にやってきました。
中学生時代は、自分の不安な気持ちや悩みを一番身近な親に話すことができなくて、色々とすれ違っていた時期です。
親からの愛情不足に悩んでいたんですね。
それは親のせいではなくて、たまたま起きてしまったすれ違いだったと思いますが...。
愛情不足の私は、まず先輩(女性)に頼りました。
この先輩は私の人生を大きく変えてくれた人です。
そして、保健室の先生に頼りました。
保健室の先生との関わりは今までにもたくさん書いてきた通りです。
最後が...初恋の相手でした。
初恋の相手は私の話を色々聞いてくれました。
その人は私の第一志望の高校の卒業生だったこともあり、受験のこともたくさん聞いた覚えがあります。
その相手は...先生でした。数学の。
初恋が先生だなんて、自分でもありきたりだと思います。笑
でも恋は気づいたら始まっているもので、いつのまにか恋をしていました。
その先生は3年生になってから出会った人で、しかも私の部活の顧問になってくれました。
私はそれが運命だと思っていました。(本当はなるべくしてそうなっていたのですが)
その先生とは卒業式まではそんなに関わった記憶がありません。
もちろん受験の話は聞いてもらったし、謎に38度の熱が出た時も心配してくれました。
ただ、卒業式が終わってからが私にとって忘れられない関わりになったのです。
一つは私の自傷行為のお話をした日のことです。
定期演奏会の1ヶ月半前にリストカットをしたばかりで、まだ治りきっていない傷があったので、私は湿布を貼って演奏会に出ていました。
しかし、振り付けなどをしている間にかなり剥がれてきてしまったのです。
たまたま袖に入ったタイミングで、湿布をこのまま剥がしてしまおうか、それとも貼ったままにするか悩んでいました。
独り言のようにどうしよう、と呟いてぐるぐるしていたら、
「どうしたの?」
と聞かれて、
「湿布剥がそうか迷ってるんですーーー」
と言ったら、
「剥がせばいいじゃん!」
と返されたのですが、結局貼ったままにしたんですね。
先生は不思議そうな顔をしていました。
その日の帰り道、私たちはたまたま2人で話すことができて。
そのとき、
「私が湿布剥がさなかった理由聞きます??」
と思わせぶりなことを言ったんです。
そうしたら、先生が
「聞く」
と言ってくれたので、
「私の手首と腕には自傷行為の傷跡がたくさんあってですね...。
手首は1年の時のものなのでいいんですが、湿布のあたりには最近のものがあったので...
これが私が湿布を剥がさなかった理由です。」
と説明しました。
すると、先生は
「○○がそういうことすると悲しむ人はいっぱいいるんだよ。過ぎたことは仕方ないけどさ。」
と言ってくれました。
私は自分の一大秘密を先生に打ち明けたわけです。
「先生は悲しいのかなぁ」
と思わず考えてしまいました笑
これが1つ目の忘れられない関わりです。
そして2つ目。
リストカットのことを話したからか、もう一つ私の過去について話そうという気になりました。
その時点では家族しか知らなかったことです。
親には口止めされてきました。
しかし、勢いに任せて過去についてメモにまとめ、先生に送りました。
そして、
「こんな私を見てどう思った?」
と今考えればかなり大胆な質問をしました。
そこでドン引きされても、もう2度と会わない関係だから、と開き直ったおかげで出来たんだと思います。
私はそのメモを朝7時半くらいに送りました。
朝から読む気がするわけがありません。
先生からは
「あとで返す」
と言われて、携帯を握りしめて返信を待ちました。
すると、私が送ったのと同じくらいの長文が返ってきました。
大変残念なことにその時のラインのスクリーンショットもトーク履歴も消えてしまったのですが...。
少なくとも私が傷つくような内容はありませんでした。
なんとなく覚えているのは、
「親からの愛情が足りなかったなら、その愛情を他の人に求めてもいいんじゃない?」
と書いてあったことです。
この一言には衝撃を受けました。
その手があったのか...と。
家族という枠組みにとらわれて、自分で自分を苦しめていたんだということにも気づきました。
自分の過去を受け止めてくれて、アドバイスもくれた先生には本当に感謝しています。
勢いで言ってしまったので、先生との関係が悪くなったらどうしようとか、言わなければよかったかなとか...言ってしまったあとに沢山考えました。
ですが、先生の返信は思いもよらぬもので本当に安心したことを今でも覚えています。
もちろん先生のラインの返信を見たあとは泣きました。
どうせ会わない相手なんだから、突き放すことも出来たはずです。
傷つけてもブロックすればいい話です。
もしくは内容の薄い返信でもよかったはずです。
でも、先生はそれをしなかった。
私のために考えてあれだけの長文を送ってくれた...それが本当に嬉しかったんですね。
しかも私のことを責めたり怒ったりすることもなく...。
感動しました。
そして、初めて言ったのが先生でよかったな、と思いました。
この出来事以降は深い関わりはありません。
私が高校に入学し、先生は異動してしまったので、お互いに時間がなかったんです。
その間に私は1人の男性とお付き合いをしました。
その方と関わる中で、私の初恋はいつだったんだろうと思うようになりました。
その方に向けた気持ちと同じものを感じたのはいつだったのか...そう考えた時に、私は気付きました。
私の初恋の相手は先生だったと。
会えると思うだけでワクワクする気持ちや、疲れていることを素直に言えること。
辛い時に抱きしめて欲しいと思うこと。
その時の彼氏に抱いていた感情は、先生に向けて抱いたのが初めてだったんですね。
それに気づいた時、私は泣きました。
今好きなのは彼氏。
先生のことも忘れられないけど、恋の感情を抱いている相手は先生ではない。
自分の初恋に気付かぬまま1年を過ごし、思いを伝えることもしないうちに他の相手とお付き合いをして。
恋をしていた。
それに気づいた日、私は失恋しました。
思いを伝えることができないからです。
初恋の相手とは結ばれないっていうけど、それは本当だったな、とか。
もっと早く気付いていれば何か変わっていたのかな、とか。
そして何より恋で私の世界を輝かせてくれた先生への感謝の気持ちで涙が溢れたんです。
先生に恋していた時間は本当に幸せでした。
その証拠に、私は3年生の時はインフルエンザで出席停止になったのを除くと、欠席をしていません。
先生に会うために健気に学校に通っていたんですね。笑
恋は辛いものであると同時に、世界が輝くものでもあると気付かせてくれたのは先生でした。
私に幸せを与えてくれてありがとうございました。
いつか「いい思い出」として先生にこの気持ちを伝えられる日が来るといいな...。
以上、初恋のお話でした!長い!笑
今がちょうどそんな感じです。
そこで思い出したのが、私の"初恋"と呼べる恋のお相手のことでした。
いつもとはだいぶテイストが違いますが、たまにはこういうのもアリかな、ということで。笑
ここには一応私の生い立ち?というか性格も関係しているので...。
私の初恋はちょうど3年くらい前、中学校3年生の時にやってきました。
中学生時代は、自分の不安な気持ちや悩みを一番身近な親に話すことができなくて、色々とすれ違っていた時期です。
親からの愛情不足に悩んでいたんですね。
それは親のせいではなくて、たまたま起きてしまったすれ違いだったと思いますが...。
愛情不足の私は、まず先輩(女性)に頼りました。
この先輩は私の人生を大きく変えてくれた人です。
そして、保健室の先生に頼りました。
保健室の先生との関わりは今までにもたくさん書いてきた通りです。
最後が...初恋の相手でした。
初恋の相手は私の話を色々聞いてくれました。
その人は私の第一志望の高校の卒業生だったこともあり、受験のこともたくさん聞いた覚えがあります。
その相手は...先生でした。数学の。
初恋が先生だなんて、自分でもありきたりだと思います。笑
でも恋は気づいたら始まっているもので、いつのまにか恋をしていました。
その先生は3年生になってから出会った人で、しかも私の部活の顧問になってくれました。
私はそれが運命だと思っていました。(本当はなるべくしてそうなっていたのですが)
その先生とは卒業式まではそんなに関わった記憶がありません。
もちろん受験の話は聞いてもらったし、謎に38度の熱が出た時も心配してくれました。
ただ、卒業式が終わってからが私にとって忘れられない関わりになったのです。
一つは私の自傷行為のお話をした日のことです。
定期演奏会の1ヶ月半前にリストカットをしたばかりで、まだ治りきっていない傷があったので、私は湿布を貼って演奏会に出ていました。
しかし、振り付けなどをしている間にかなり剥がれてきてしまったのです。
たまたま袖に入ったタイミングで、湿布をこのまま剥がしてしまおうか、それとも貼ったままにするか悩んでいました。
独り言のようにどうしよう、と呟いてぐるぐるしていたら、
「どうしたの?」
と聞かれて、
「湿布剥がそうか迷ってるんですーーー」
と言ったら、
「剥がせばいいじゃん!」
と返されたのですが、結局貼ったままにしたんですね。
先生は不思議そうな顔をしていました。
その日の帰り道、私たちはたまたま2人で話すことができて。
そのとき、
「私が湿布剥がさなかった理由聞きます??」
と思わせぶりなことを言ったんです。
そうしたら、先生が
「聞く」
と言ってくれたので、
「私の手首と腕には自傷行為の傷跡がたくさんあってですね...。
手首は1年の時のものなのでいいんですが、湿布のあたりには最近のものがあったので...
これが私が湿布を剥がさなかった理由です。」
と説明しました。
すると、先生は
「○○がそういうことすると悲しむ人はいっぱいいるんだよ。過ぎたことは仕方ないけどさ。」
と言ってくれました。
私は自分の一大秘密を先生に打ち明けたわけです。
「先生は悲しいのかなぁ」
と思わず考えてしまいました笑
これが1つ目の忘れられない関わりです。
そして2つ目。
リストカットのことを話したからか、もう一つ私の過去について話そうという気になりました。
その時点では家族しか知らなかったことです。
親には口止めされてきました。
しかし、勢いに任せて過去についてメモにまとめ、先生に送りました。
そして、
「こんな私を見てどう思った?」
と今考えればかなり大胆な質問をしました。
そこでドン引きされても、もう2度と会わない関係だから、と開き直ったおかげで出来たんだと思います。
私はそのメモを朝7時半くらいに送りました。
朝から読む気がするわけがありません。
先生からは
「あとで返す」
と言われて、携帯を握りしめて返信を待ちました。
すると、私が送ったのと同じくらいの長文が返ってきました。
大変残念なことにその時のラインのスクリーンショットもトーク履歴も消えてしまったのですが...。
少なくとも私が傷つくような内容はありませんでした。
なんとなく覚えているのは、
「親からの愛情が足りなかったなら、その愛情を他の人に求めてもいいんじゃない?」
と書いてあったことです。
この一言には衝撃を受けました。
その手があったのか...と。
家族という枠組みにとらわれて、自分で自分を苦しめていたんだということにも気づきました。
自分の過去を受け止めてくれて、アドバイスもくれた先生には本当に感謝しています。
勢いで言ってしまったので、先生との関係が悪くなったらどうしようとか、言わなければよかったかなとか...言ってしまったあとに沢山考えました。
ですが、先生の返信は思いもよらぬもので本当に安心したことを今でも覚えています。
もちろん先生のラインの返信を見たあとは泣きました。
どうせ会わない相手なんだから、突き放すことも出来たはずです。
傷つけてもブロックすればいい話です。
もしくは内容の薄い返信でもよかったはずです。
でも、先生はそれをしなかった。
私のために考えてあれだけの長文を送ってくれた...それが本当に嬉しかったんですね。
しかも私のことを責めたり怒ったりすることもなく...。
感動しました。
そして、初めて言ったのが先生でよかったな、と思いました。
この出来事以降は深い関わりはありません。
私が高校に入学し、先生は異動してしまったので、お互いに時間がなかったんです。
その間に私は1人の男性とお付き合いをしました。
その方と関わる中で、私の初恋はいつだったんだろうと思うようになりました。
その方に向けた気持ちと同じものを感じたのはいつだったのか...そう考えた時に、私は気付きました。
私の初恋の相手は先生だったと。
会えると思うだけでワクワクする気持ちや、疲れていることを素直に言えること。
辛い時に抱きしめて欲しいと思うこと。
その時の彼氏に抱いていた感情は、先生に向けて抱いたのが初めてだったんですね。
それに気づいた時、私は泣きました。
今好きなのは彼氏。
先生のことも忘れられないけど、恋の感情を抱いている相手は先生ではない。
自分の初恋に気付かぬまま1年を過ごし、思いを伝えることもしないうちに他の相手とお付き合いをして。
恋をしていた。
それに気づいた日、私は失恋しました。
思いを伝えることができないからです。
初恋の相手とは結ばれないっていうけど、それは本当だったな、とか。
もっと早く気付いていれば何か変わっていたのかな、とか。
そして何より恋で私の世界を輝かせてくれた先生への感謝の気持ちで涙が溢れたんです。
先生に恋していた時間は本当に幸せでした。
その証拠に、私は3年生の時はインフルエンザで出席停止になったのを除くと、欠席をしていません。
先生に会うために健気に学校に通っていたんですね。笑
恋は辛いものであると同時に、世界が輝くものでもあると気付かせてくれたのは先生でした。
私に幸せを与えてくれてありがとうございました。
いつか「いい思い出」として先生にこの気持ちを伝えられる日が来るといいな...。
以上、初恋のお話でした!長い!笑