暁に咲く幻の花

花が咲くように生きていきたいな。日々のあれこれ、嬉しいこと楽しいこと好きな人のことを、花や自然にことよせて綴ります。

大切な人に贈りましたか?の秘密

2015-07-07 22:07:48 | シンガーソングライター

こんばんは。
六月中旬過ぎ、年末11月上旬位から、『お中元』と『お歳暮』の
CMが、忘れてませんか、ほらもう七月ですよ!六月中に申しこめば割引だったんですよーあ~あ😥
運動界や音楽会が終わったらお歳暮!忘れたら御年賀になっちゃいますよ~!とテレビをつけるとビールや素麺、ハムに冬ビールのCMが早く!早く!買いなさいよと言わんばかりに流れますね。
 義理の父母や親戚、夫の上司、仲人さんも上司だけど少し値段を上げなくちゃ…等など。
「日本の心、お届けします」って私の気遣いをお届けしてるんですよ!とついテレビに向かって舌を出してしまったり💦
人間関係から円満な仕事のため、新人OLさんから新婚の奥さん、勿論ベテラン奥様だってデパートに出かけたり、カタログとにらめっこしてノルマを果たします。義理を欠けばお終いよの世界です。
私は、のんびり屋で何時も義妹に先を越され、親戚の何件かにも遅れをとります。情けないですが…💦

 そこで私は、お中元の起源を調べちゃいました󾬆󾍘
さてさて、昔むかし中国の水を統べる神様、龍王には三人の美しい娘がいました。この三人の娘が三人共に陳子椿(ちんしちん)という青年に恋してしまいました。三人姉妹は共に彼の妻になり、それぞれ男の子を産みました。
 1月15日に産まれた子は、上元一品(じょうげんいっぽん)の天官=人間に幸せを与える職に、7月15日に産まれた子は中元二品(ちゅうげんにほん)の地官=人間の罪を許す職に、10月15日に産まれた子、下元三品(かげんさんぽん)の水官=人間の災厄を取り去る職という位を天帝から授かったそうです。
 これが道教の祭日、三元節の由来です。
やがて日本に伝わり、中元の時期がお盆の時期と重なっていた事からいつか混同されて今のお中元の習慣になったそうです。
 本来は、罪を許して貰う為の贖罪の品を贈る日だったんですね。
現在は日頃お世話になってる方や、心配や迷惑をかけてる方に改めて感謝する日になりました。
 で、商魂たくましいどこかのお店が、中元にはお世話になった方に何か贈りましょう!と宣伝をうち、義理堅い日本人はそれもそうね、とこぞって買いに行き、お中元の習慣ができたのでしょう。
 お歳暮は上記の神様に関係なく、一年の終わりに感謝を贈りましょうになったことは間違いないでしょう。
 由来はゆかしいのですが、商売がチラとでも見えると興醒めてしまうのですが、やはり、私も慣例通りお世話になった方に、感謝とこれからもお見捨てなきようの願いを込めて、何か喜ばれる品を贈ろうと思います。
 皆さんもお世話になった方や大切な人にもう贈りましたか?

読んでいただき、ありがとうございます。
 では、また明日…


 大好きな冷やし汁粉です😉💓

花好きな人には花束💐も。でも、鉢の胡蝶蘭とかがいいですね



ながれ星…離れているから育つ愛…もしくは…④ 彼女の話VOL3

2015-07-07 08:28:42 | 恋愛 彩とりどりの愛の軌跡

私と真里子がショッピングをしていても、二人は店の中を眺めたり、時折私が選んだエルメスのスカーフを広げて、柄をじっと見つめて「貴子ちゃんが使うなら、こっちの柄がいいよ」
鷹木さんは鏡台の前に私を立たせると後ろから、ふわっとシルクのスカーフをあてて首元を華やかに彩る。
 横から見ていた真里子がふぅんと頷いた。
「確かにこっちのほうが貴子に合うわね。ボルドーの模様が良いアクセントになってる」「そうかな」
私は鏡に映る自分の顔がいつもより映えて見えるのをスカーフのせいにして、「じゃあ、これにしようかな」店員が心得て、こちらへと座り心地の良い椅子に私を促す。カードを出すと「ウィ。パルドン」と奥に消える。
 手持ち無沙汰になった私は、まだ迷っている真里子と何やら話している鷹木さんを見るともなく見ていた。
「時計なんだから多少大きくてもいいの!私近眼だし、メンズに近いユニセックスデザインのコレが欲しいの」
鷹木さんは動じず笑顔のまま、「その華奢な腕にその大きさの時計盤じゃあ、どんな服を着てもアクセサリーをつけても時計しか目立たない。レディースの金とプラチナのベルトのこっちの方が絶対に似合う」
コーディネートが趣味なのかな、と思う程的確にアドバイスしている。確かに華奢な真里子にユニセックスモデルよりレディースの方が似合っている。
チクッと胸が痛んだ。
私はもしかして…
 首を振って、今浮かんだ考えを消す。
会ったばかりなのに、そんなことあるわけない。
私は真里子のそばに行き、「鷹木さんのアドバイスがいいんじゃない?」と真里子に笑いかけた
真理子は、私を見つめて笑うと「貴子が言うならそうするわ」と
店員に「パルドン」と声をかけ、ピンクの時計盤に金と白金が優雅に織られたベルトの時計を買って、早速身につけている。
「似合うわよ」「貴子のスカーフもステキね~パリの秋らしい色ね」
私は手放しの賛辞に少し照れながらも微笑んだ。
 その後はパリのシャンゼリゼ大通りを四人で歩き、女同士で歩くのも大人げないので、私達は一見二組のカップルのように歩いた。
二人とも話が上手で、真里子もクスクス笑っている。
「貴子ちゃんは真里子ちゃんと二人で周りたかったから、僕たちは邪魔かな?」
鷹木さんの言葉に思わず、顔を上げた。
私は160cmあるけど、180cmを超えている鷹木さんの顔を見るには、やはり見上げなければならない。
目が合うと、不機嫌さはまるでなくて、むしろ微笑んでいた。
「そうでもないと思っていたけど、私は女子校育ちで女子大だし、余り…その、こうして男の人と歩くの慣れてなくて。真里子はずっと共学だったから自然で…あんな笑顔を見ると、私が真里子と一緒に歩きたかったかな、と少し思うの」
言って、かっと顔が紅潮するのを感じた。
コレじゃまるで真里子への告白だわ。
「真里子ちゃんも同じこと言ってたよ。君達は似てるんだな」
え、と言う前に、鷹木さんはくっと笑った。
「それに彼女も男と二人で歩いたことなんかないから、会話なんて出来ないから勝手に喋ってくれたら相槌か意見くらいは言ってあげるって言ってたよ。彼女は感情的になると関西弁が出て面白いね」
 また、きりっと胸が痛んだ。
「真里子は大阪に住んでなくて、神戸よりの関西弁なの。友達も沢山いるから京都弁も混じったり、放送部だったから標準語が基礎にあるから、きつい大阪弁にならないの」
「貴子ちゃんも割と標準語だね」
これは無理して話してるから。大阪弁だと恥ずかしい気がして…
何で?何で私が恥ずかしいの?どうして胸が痛いの?
私、私は…


 二人の心が恋に変わるのは、このあと数時間後。
私(真里子)は貴子がどんなに深く恋に落ちたか、その時まで知らなかった。日本に帰れば文字通り東西に別れる二人がどんな決心をするのかも、幾つもの約束と誓いを交わしたことも。
それはまだ二十歳の女性と23歳の自分の夢さえ叶うかわからない二人には、重過ぎる約束と誓いではなかっただろうか?
私はまだ男女のことなど疎く幼く、止める術など何も持たなかった。


ステキな外観ですね~

続く…
読んでくださりありがとうございます。


鵲の橋(カササギのはし)

2015-07-07 05:06:25 | シンガーソングライター


おはようございます。
 私が織姫様のスクープを書いたせいで雨の七夕とは思いませんが、ご機嫌を直していただくためにも七夕の話を致します。

織姫と牽牛が天の川を渡る橋を作るのは、天の何処からか飛翔している鵲達がたくさん集まって、翼を広げて橋を作ってくれるのだそうです。
  『鵲橋』じゃっきょうと習いました。
こうした事から、男女の仲を取り持つものを『鵲の橋』と呼ぶようになったそうですね。

織姫と牽牛は鵲の作った柔らかい橋を渡り、今年一回きりの逢瀬を楽しむことでしょう。

気象予報士さんによれば、七夕が晴れるのは五年に一回位。
織姫と牽牛は雲に隠れた天の川にかかった鵲橋を渡って、ひっそりと愛を語っているのかもしれませんね。

お二人の姿を人間が垣間見るのもはしたないこと…
雲に隠れた輝く天の川を想像して過ごすのも一興ですね。

 私の友人に染め物を趣味から生業に昇華させた女性がいます。
彼女の作品に『天川』というのがあり、天の川をモチーフにしているのは文字通りです。
着物ではなく、大きな布で結び方によって天の川の見え方が違うという風流な作品でした。藍よりも深い夜空の色に、青銀と白銀の混じった不思議な天の川が布いっぱいに流れています。
そういえば青い鳥もいました。鵲ではないの?と聞くと本当は青鷺が正しいのだそうです。天の川の端にさりげなく飛ぶ青鷺も所々銀色の羽がありました。
 彼女はいたくこの作品を気に入り、買わせてと言う私に学生時代のように、軽くウィンクして、「これはダメ」と言い張ります。
うーん、残念。
と言う訳で、写真を載せると『天川』に魅せられる人がまた増えてしまうので写真もお見せ出来ませんが、どんな天の川か想像してみてくださいね。
 来年には七夕の夕べを友人たちと過ごす機会を設けて、彼女の『天川』を眺めつつ、空の天の川を見上げながらとっておきのお酒で皆を饗し、一年に一度の七夕の夜を私も友人たちと過ごしたいと思っています。

 読んでいただき、ありがとうございました。


 京都で求めた大正時代のガラス。深い緑が光によって薄くもなり、大好きな翡翠色に見える時もあります。


 朝顔の季節が来ましたね