ささやんの天邪鬼 ほぼ隔日刊

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

キシダくんの秘密(その3)

2022-12-31 21:02:31 | 日記
ええ?逮捕されるかもしれない、だって? 君がかね?
君はだいぶ「特定秘密保護法」を氣にしているようだが、考え過ぎではないのかな。今年ももう残りわずか、じきに新年だというのに、君はどうも被害妄想が過ぎるようだ。来年こそはその悪い癖(へき)を治さないとな。
大体、君は「特定秘密保護法」違反の容疑で、というが、一体どんな秘密をばらしたというのだ。

あ、通りすがりのAさん、ーーあなたはそう、読者のAさんですよね。私がどんな秘密をばらしたのか、ですって?

それはですね、ここだけの話ですが、ほら、アレですよ、「キシダくんはアレである」というアレですよ。 キシダくん、つまり岸田文雄氏といえば、曲がりなりにも日本国の国家元首ですからね。この方が実はアレだということは、知られてはならない重大な国家機密、特定秘密ということになるのではないでしょうか。
そんな重大なことをばらしたとなれば、逮捕されるかもしれないと心配するのは、しごく当たり前のことです。
しかしですね、私は自分の国の元首に「裸の王様」になって欲しくはないのです。だから私は、いわば捨身の覚悟で、つまり逮捕を覚悟で、よかれと思い、このブログを書いているのですよ。エヘン!

え?何ですか?キシダくんがアレだなんて、そんなことはもうとっくに誰もが知っているから、秘密でも何でもない、ですって?

う〜む、公然の秘密は果たして秘密なのかどうかーー。難しい問題ですな。

それはそうと、来年こそは良い年でありますように。キシダくん、頼みますぜ。
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キシダくんの秘密(その2)

2022-12-31 04:21:16 | 日記
12月29日の朝日新聞「天声人語」は、次のように書いている。

特定秘密保護法は漏洩(ろうえい)を厳しく禁じている。海上自衛隊の1等海佐が機密情報を漏らしたとして書類送検された事件だ。▼『どの部分が特定秘密に当たるのかは分からなかった』。機密を教えられた元海将は警務隊の取り調べのときでさえ、黒塗りの文書を見せられたと共同通信に語っている。『真っ黒だから何か分からず、話が通じない状態だった』▼あなたは秘密を聞きましたか。何が秘密かは秘密ですけど――。まるでそんな法律である。
(朝日新聞12月29日)

自分がどんな秘密を漏らしたか、どんな罪を犯したかを、私は(法律によって!)教えてもらえない、ーーこれは相当厄介な法律である。

しかも、そういう例は実際にあったというから、この「特定秘密保護法」は、かなりの曲者だと見なければならない。権力を握った曲者が、(自分の批判者の言論を封殺するために)この曲者を利用するとなると、批判者にとって厄介は倍加する。
私も充分、心してかからねばと思う。本ブログで、あまりキシダくんをコケにしていると、私も「特定秘密保護法」違反の容疑でブタ箱にしょっぴかれかねない。
(つづく)
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