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今年の夏から始まった週刊文春の俳句募集「文春俳壇」。選者が大好きな更に
相性も良い池田澄子先生なのですが、夏は良い結果をいただきました。
新春特別号で第2弾があり、またしても佳作として選評付きで掲載されました。
前回は2000句の中から、今回は2670句の中から。
十二月八日富士山よりも高い山 ⑦パパ
季語は十二月八日(仲冬の季語)傍題は開戦日
普通句意を書くのですが、池田先生の選評が素晴らしく、最後の最後まで句意
そのまんんまに書いてくださっているので、そちらを書き写します。
富士山よりも高い山はどこの山だろう、と不思議に思うかもしれません。私
もこの句を読むまでは知らずに調べたのですが、第二次世界大戦時、日本が台
湾を統治下に置いていた時、「日本」で一番高い山は、台湾にある玉山(ぎょ
くざん)だったそうです。標高は、玉山が3952mで、富士山は3776m。
そして日本統治時代に玉山は新高山と呼ばれていたと知りました。日本海軍司
令部が機動部隊に、「十二月八日に真珠湾を攻撃せよ」という意味で「ニイタ
カヤマノボレヒトフタマルハチ」という暗号を送ったことは有名ですが、この
ニイタカヤマが玉山のことだった。恥ずかしいですが、「ニイタカヤマ」が台
湾の山だとは思いもよらず、とても驚きました。
この句の書き方は潔い。作者は伝えたい思いを持ちつつも、「どうかわかっ
てください」と祈るような気持ちで、それを一切書かなかったのです。我慢し
た。
最後の下線は僕が引いたのですが、この下線部、まさにその通りで、そこまで
読んでくださる池田澄子先生って、本当にすごいです。大好きです。
ありがとうございました。
今回は広ブロ俳句部北海道支部の立田鯊夢さんも入選されていました。
掲載は関西の句友さんが報せてくださっていたので、朝5時にコンビニに行き
ましたw
↓ ラインスタンプ ➜ 購入画面
パパさんと一緒に掲載されるという名誉をいただいて
今年一年の
ご褒美を頂いた感じです。
パパさんの句、いい!
池田先生も言っていたけど 言いたいことを言わずに感じてくれ!の思い、ずっしりきました。いい句です。
ありがとうございます。前の方の入選者の方への
コメントで、池田澄子先生の師匠の言葉として「
俳句は我慢の詩」という言葉が出てましたよね。
おめでとうございます☆
奥の深い一句ですね。池田先生の鑑賞を読まないと、理解が追い付きませんでした。こういう句を作れるのが名人級です。
ありがとうございます。
池田澄子先生の解説がないと分からないのですよね
(笑)
この句、俳句教室でも出したのですが、1人だけ選に
拾ってくださいましたが、少し鑑賞が違っていました(笑)
でも、変えずにそのまま出しましたよ。池田澄子先生を
信じて