4日所沢ミューズに、何かと話題の女流指揮者、西本智美とラトビア国立交響楽団のコンサートにいった。
今日のメインは、ミッシャ・マイスキーのドボルザークのチェロ協奏曲だ。航空公園の駅を降りるが、ミューズへ向かう道に人通りは少ない。会場についても人が少ない。駅で買ったサンドウッチと紅茶でとりあえず腹ごしらえ。そこに鳥見の常連さんのOさんとお会いする。
会場で渡されたプログラムはA4紙1まいの簡単なもの。入の悪さで経費節減か。また同時に配られた宣伝チラシに、公演スケジールが記されていた。連日日本各地への演奏会がぎっしり詰まったかなりハードなスケジュールだった。
演奏時間になっても会場は5分の入。ガラガラだった。不況の影響なのか、このところのミューズでのコンサートは空席の目立ちが多すぎる。ラトビアは今売れっ子のマイスキーをはじめ、ヴァイオリンのキドン・クレメル、指揮者の今が旬のネルソンズと音楽市場では急上昇の国だけに、期待は大きかった。
初っ端の演奏は、ワグナーが一時期指揮者を務めていたこともあり、マイスタージンガーの1幕の前奏曲と重量級からのスタートだった。しかし音が固い。金管が揃わない。挨拶替わりの演奏としてはいただけない。
この日のメインだろう。むしろマイスキーのソロで成り立つ公演だろう。ドボルザークのチェロ協奏曲は、朗々と響き渡る音の美しさに酔いしれた。バッハの無伴奏を聞いた時も彼の素晴らしさに満足したが、弦の美しい響きを出せるのは彼が1番だと思う。
しかしここでもオケの音は固い響きで、だからこそ独奏の時の彼の美しさが際立った。特にアンコールで引いた、エフゲニー・オネーギンからのアリアは、正にカンタービレの美しさが存分に味わえた。この曲を聞けただけで、今日のコンサートは元が取れた。
最後のショスタコービッチの5番、久しぶに生聞いたが、どうも力で押し切っただけの演奏だ。音の迫力では、何度もミューズに訪れるゲルギエフとマリンスキーのコンビを聞いてるものには驚かない。むしろミューズの響きの良さを引き出す演奏が欲しかった。アンコールの「花のワルツ」も力だけの演奏だった。女性が過半をしめるオーケストラだったが、世界のオーケストラがウーマンパワーで成り立つ時代になってきた。
今日のメインは、ミッシャ・マイスキーのドボルザークのチェロ協奏曲だ。航空公園の駅を降りるが、ミューズへ向かう道に人通りは少ない。会場についても人が少ない。駅で買ったサンドウッチと紅茶でとりあえず腹ごしらえ。そこに鳥見の常連さんのOさんとお会いする。
会場で渡されたプログラムはA4紙1まいの簡単なもの。入の悪さで経費節減か。また同時に配られた宣伝チラシに、公演スケジールが記されていた。連日日本各地への演奏会がぎっしり詰まったかなりハードなスケジュールだった。
演奏時間になっても会場は5分の入。ガラガラだった。不況の影響なのか、このところのミューズでのコンサートは空席の目立ちが多すぎる。ラトビアは今売れっ子のマイスキーをはじめ、ヴァイオリンのキドン・クレメル、指揮者の今が旬のネルソンズと音楽市場では急上昇の国だけに、期待は大きかった。
初っ端の演奏は、ワグナーが一時期指揮者を務めていたこともあり、マイスタージンガーの1幕の前奏曲と重量級からのスタートだった。しかし音が固い。金管が揃わない。挨拶替わりの演奏としてはいただけない。
この日のメインだろう。むしろマイスキーのソロで成り立つ公演だろう。ドボルザークのチェロ協奏曲は、朗々と響き渡る音の美しさに酔いしれた。バッハの無伴奏を聞いた時も彼の素晴らしさに満足したが、弦の美しい響きを出せるのは彼が1番だと思う。
しかしここでもオケの音は固い響きで、だからこそ独奏の時の彼の美しさが際立った。特にアンコールで引いた、エフゲニー・オネーギンからのアリアは、正にカンタービレの美しさが存分に味わえた。この曲を聞けただけで、今日のコンサートは元が取れた。
最後のショスタコービッチの5番、久しぶに生聞いたが、どうも力で押し切っただけの演奏だ。音の迫力では、何度もミューズに訪れるゲルギエフとマリンスキーのコンビを聞いてるものには驚かない。むしろミューズの響きの良さを引き出す演奏が欲しかった。アンコールの「花のワルツ」も力だけの演奏だった。女性が過半をしめるオーケストラだったが、世界のオーケストラがウーマンパワーで成り立つ時代になってきた。
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