とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

クラス会旅行(その1 彦根ー近江八幡ー大津)

2015年06月20日 | Weblog

 私は前日に彦根に入った。1万円で1泊2食付きでおつりがくる駅に近い彦根Gホテル泊まった。昨日の夕食は、近江牛のビーフシチューのコース、朝食は、琵琶湖のアユの佃煮付きの地元食材を使った和食。ホテルの設備はビジネスホテルだが、食事は値段を考慮すれば満足度は高い。

 集合場所駅改札前に10分前に行くとすでに今日のガイド役を務めてくれる、地元で小児科医をしているST君、明日の京都、および京都大学の案内を引き受けてくれた名誉教授のSH君がスタンバイしていた。また私同様に前日組の2名と私で、本体の到着を待った。

 天気予報は見事に外れ真夏の様相だった。早速彦根城を訪れた。天守閣からは佐和山城を眺め、昨日の長浜城で得た彦根城築城経緯を思い出した。朝1だけに人も少なく、静かな場内を味わったが、天守閣を降りると300人の高校生が到着して一変していた。高校生の歓迎の意味か「彦ちゃん」の登場のアナウンスがあった。我らは喧騒を避けるように井伊直弼生誕200年を控え彼の青春の館「埋木舎」に向かった。親父が好んだ、いと重銘菓「埋木」はここが由来だ。どう言う訳かこの銘菓は我が街所沢の西武デパートで水曜日に入荷するのだ。親父の法事、おふくろの法事には「埋木」を利用している。

 彦根から、近江八幡へ向かった。近江商人発祥の地は、仕事でも訪れたことのない初めての地だ。街そのものも「動態保存」された素敵な街並みで、今回は永久幹事のSK君の提案である水郷巡りは天気にも恵まれ素晴らしかった。ヨシキリの声を終始聴きながら、ゆったりとした時の流れと和船の航跡の眺めは久しぶりに味わった贅沢だった。見慣れたカイツブリもなぜか新鮮に思えた。また羽根を傷めて飛べなくなった鴨だと「ヒドリガモ」がいた。冬の渡り鳥だが、こうして生きながらえていることを思うと、渡り鳥に持つ根本的な疑問が浮かび上がる。「なぜ多くの危険を冒し渡りをするのか」。すでにヒヨドリは定住している。この「ヒドリガモ」はとべないものの、泳ぐことは可能なのだろう。主食は川藻であれば飛ばなくても採れる。来シーズン交尾した場合その子は渡りをするかどうかが非常に興味がわく。

 そのあと大津プリンスホテルに到着、中国人をはじめとしたアジア人の人たちは予想していたが、大型観光バスは「柏市立中学校の修学旅行」だった。日本の豊かさを見せつけされた思いだが、実感としての豊かさを感じないのはなぜだろう。

夕食はこの旅のハイライト「地元一流の食を食す」。今回は近江牛のステーキコースとして「松喜屋」本店へ送迎バスで向かった。ステーキ好きだけに、三田・松阪と食べに行ったが、近江牛「松喜屋」は初めてだった。出てきた「金箔ロゴ」の刻印はやりすぎに思えたが、お味は「美味かった」。

 琵琶湖の夜景は雨の中だった。

 



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