とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

バルトーク大好き その1

2007年06月10日 | クラシックCD
細切れの演奏が主体の中で、バルトークだけは、「2台のピアノと打楽器のためのソナタ」と「弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽」が全曲含まれていた。
どちらも今までのなかでは最良の演奏と思っている。
    2台のピアノと打楽器のためのソナタ
       M.アルゲリッチ・B.コヴァセビッチ
    弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽
       I.フィッシャー=ブタペスト祝祭管弦楽団

 

貧乏学生時代(もちろんLP時代)に国内盤、輸入盤に廉価盤が多数出てきた。バルトークが聞きたくてすぐに手を出したのは上記の2曲だった。
ピアニスト、バルトークがピアノを打楽器のように扱い、打楽器がまさに変幻自在に音楽の色彩をこれほどまでに豊かに表現できる様にたまらない魅力を感じ、とりこになってしまった曲だ。
2台のピアノと打楽器のためのソナタ G.シャンドール=R.ラインハルト
弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽 F.ライナー=シカゴ交響楽団
どちらも上記のCDを手にするまでは愛聴盤だった。上記の演奏はインターナショナルな20世紀の音楽を明確に捉えているのに対して、後者はどちらも作曲者の故国ハンガリーのローカル性がにじみ出た演奏だった。
その他の演奏
2台のピアノと打楽器のためのソナタ
 
 Casadesus,Robert & Gaby Drouet,Jean-Pierre:洗練された美しさだがやや異質、ただこのCDはフランチェスカティーとのドビッシーの超名演のソナタが抱き合わせ。
 Argerich,M Bishop-Kovacevich ソナタのコンビでのコンチェルトバージョーン。ジンマンのサポートも良い。
弦楽器・打楽器とチェレスタのための音楽
 Fischer,Adam Hungarian State Sym Orch:イヴァンよりは泥の香りがする。
 Reiner,F Chicago Sym :LPが磨り減ってきたのでCDに乗り換えたもの
 Muravinsky,E Leningrad Phi:分析的な演奏、凄みはあるが感動は少ない。

 


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