午前中は、2021年の「緑森倶楽部」の最初の観察会にカミさんと参加。天気に恵まれ森の中は気持く、「狭山丘陵 冬景色」を楽しんだ。
緊急事態宣言発令もさることながら、私には次の予定の所沢ミューズでの「コンサート」が控え、すぐに帰宅した。
自宅から下山口駅へ、そこから西所沢、所沢と各駅乗り換えで、航空公園駅に、駅の「さぼてん」にこのシーズンの裏メニューのカキフライ(4個)の定食1380円を注文し、開演15時に合わせこの日も所沢ミューズへ到着。昨日のニューイアーコンサート同様、客席はコロナの恐怖のせいなのか、不自然な客の入り状態でこの組み合わせには似合わない少ない客の入りだった。
フランクとベートーヴェンのクロイツェルソナタと前半、後半に重量級のソナタを置いたプログラムにベルリンフィルコンサートマスター「樫本大進」ではないソリストとしての自信を感じた。いずれの曲もスケール感も大きく、素晴らしいものだった。それにしても、今回初めて聞いたピアニスト「ゲルシュタイン」のピアノも素晴らしかった。これまで聞いたことのないような鋭利な響きが新鮮だった。フランクのソナタではその鋭利な響きが気になったが、クロイツェルでは新鮮に聞こえ、全曲を暗譜で通したピアノは樫本の紡ぎだす「美音」を強力に支えて美しくホールに響いた。
フランクもクロイツェルも好きな曲だけに手持ちのメディアの数も多いが、そのどれとも違うオリジナルな響きは素晴らしかった。
それにしても名前すら知らなかったゲルシュタインのピアノの音は魅力だった。
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