とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

年に1度の練馬でオペラ 「ラ・ボエーム」を観る

2016年07月01日 | オペラ

 我が町所沢のミューズでのオペラ公演は舞台装置ができないことから、本格的なオペラは行われなくなった。そのためお手軽オペラ鑑賞は、練馬文化センターの公演をこのところ選んでいたが、よくよく調べれば、新国立の土日公演がマチネーであることから、帰りの帰宅時間を気にして練馬文化センターの公演を選んでいたことも考え直すときかとも思った。

My Blog  2015年 年に1度のオペラ「椿姫」を観に、練馬文化センター  2014年 所沢ミューズでオクサナ・ヴォルコヴァのカルメンを観る 2013年 台風一過 オペラ「魔笛」を聴きに練馬文化センターホールに

それはさておき、開演前に腹ごしらえをすべく5時前に練馬に行った。蕎麦が食べたくてNetで調べると練馬駅では、「越後そば」「176」の2店が出てきた。駅に近い「越後そば」を選んだものの、携帯ではたどり着けずに通行人に聞いて判った。平面地図では立体上の位置がわからない。駅ビル2階にあった。すぐに野菜かき揚げ天蕎麦880円を注文したが、隣の人が注文した「ヘルシーセット=980円」がへぎ蕎麦だった。 越後蕎麦=へぎ蕎麦を思い出し注文は失敗したと思ったが、我が注文蕎麦も値段並みのお味で満足した。

 会場に向かうと、入りの状況は7割程度か?ローマ・イタリア歌劇団なる取ってつけたような名称は実在しない仮称で、若手オペラ歌手の登竜門としてイタリア・スポレート市の歌劇場で養成を受けた歌手たちで構成されるオペラカンパニーとのことだが、今日の出演リストが配られたが、そこには当初チラシに載っていた、主役のミミ、ムゼッタ役も(2名での交代)掲載されていた名前はなかった。何か詐欺にあったような気がした。しかし劇場の狭さもあるが歌手たちは相応に出来は良かった。また練馬区立光和小学校の生徒の合唱も素晴らしかったが、オーケストラというか指揮者はこれはいただけなかった。チラシではカルロ・パッレスキの経歴が記されていたが、とても歌手を良さを引き出す指揮者どころか良さを殺してしまい音で、劇場の響きが計算できていない指揮ぶりだった。最も彼に言わせれば、「劇場の響きが悪いのだ」というのだろうが。

 舞台も演出も、訳の分からな独りよがりの解釈ではなく、素直な演出と美しい舞台だっただけに、主役の入れ替えと指揮者とオケの稚拙(音外しが結構あった)は残念だった。最も彼らに言わせればオケピットもない会場でやってられるか!!!と言うのだろうが。この演奏で、先に書いた新国立劇場での土日のマチネー開演があることからも、練馬でのオペラ鑑賞を打ち切りにしようかとも思った。

 

 

 My Blogでは「ラ・ボエーム」については、下記により述べている。

今夜も夜更かしオペラ  ラ・ボエーム アンナ・ネトレプコ 女は5年でこう変る。

http://blog.goo.ne.jp/yyamamot7493/e/da9a1418c78f4b0c493a056899800a98

ただその時はDVDについてを取り上げた。最も「絵のないオペラはオペラでない」が信条だけに、LP時代も、CD時代もオペラの全曲は、ワグナーとモーツアルトしか所持していなかった。だがオペラは好きだったので、アリア集や名場面集については結構聴いていた。

(私の手持ち)

バーンステインがチェチーリア音楽院管弦楽団を振っての録音。ミミ=アンジェリカ・リュー、ロロドルフ=ジェフリー・ハンドリーはその後の録音歴は知らない。唯一現在も残る名は、マルチェロ役のトーマス・ハンプソンぐらいか?。でもねっちこい、メロディーがチャイコフスキー的メロドラマ。

ミミ=ミレッラ・フレーニ、ロドルフォ=ニコライ・ゲッダ カラヤンとのLD盤には劣るが、フレーニのミミが素晴らしい。

 

菩提樹田んぼの会のBlogを更新しました

おっくっぽのブログ

http://bodaiigitannbo.cocolog-nifty.com/blog/2016/07/20167-a1fb.html



最新の画像もっと見る

コメントを投稿