水曜日に、オフクロが入所している老人ホーム医師から電話連絡があり、オフクロの様態が思わしくないので早く病院に連れて行けとの連絡を受けた。主治医の先生とは来週にエコー検査の結果を見て方針を決めることになっていたが、翌日取り敢えず病院に連絡を入れたが先生は不在で、担当の看護士は先生の予定は立て込んでいるので検査は日程どおりでお願いしたい、様態を見るのであれば土曜日の先生の診療日に来てくださいとのことで、昨日家を7時半に出て、オフクロの老人ホームに迎えに行き病院に行った。
行き掛けに1日仕事になることを覚悟で病院への行き来の電車の中と病院での待ち時間用に三省堂の平台に高く積まれていた「ブッラクアウト」を上下巻買い求めていたのを持参した。
幸い西武線ー武蔵野線ー埼京線と座れたことから読み始めた。出だしから登場人物が多彩過ぎる。ユーロ諸国が正に多民族国家であることを印象づける。それにより登場人物の名前が覚えきれない。が、だからこそ作者の人種間の描き分けが鋭さを感じる危うく武蔵浦和を乗り過ごすところだった。結構話に惹き込まれる語りが旨い。
3.11の地震・津波をジャーナリストの目線で作者は鋭く捉え、この小説が福島原発から着想されたことがすぐに理解される。
オフクロを病院に運ぶと、混んでいた。しかし主治医の先生の配慮かすぐに呼び出されたが、エコー検査とのことだったが、電話での連絡では看護士さんからは検査は予定通りとのことで食事を済ませたため、せっかくの先生の配慮が無駄になった。そのため検査はまた来週に再診となったので、来週用に新たな本を探すはめになった。昨日は私が想定していた、点滴治療だけだった。そのため点滴の終わるまで、私は病院の待合室で、読書を続けた。途中、主治医の先生の呼び出しを受けた。先生からはオフクロの様態の説明を受けた。肝硬変の末期症状が出ているので、何時何が起きてもおかしくない状態なので、できるだけ様態の変更があればいつでも対応するので取り敢えずは何か症状に変化があればすぐに来院するように言われた。
点滴が終わりホームに戻りホームの看護師さんに報告し帰宅しとなった。帰りの電車は湘南ラインにのり読み続けた読み続けて逗子まで行きたい気持ちだった。下巻に移ったが下巻からは犯人探しとなった。ハッカー、停電、原発、国際テロ組織、もちろん日本からはオオム真理教、連合赤軍の登場。結局読み終わったのは自宅のベッドの中だった。
描写はFUKUSIMA が下敷きになりCNN、センターポール、ユーロ加盟諸国の政治家、軍と登場人物の名前が頭に入りきれない。
結末は元ハッカーのイタリア人の頭と体力を使いきってのスパー活躍でハッピーエンドは少し漫画チックだが楽しめた小説だった。
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