とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

所沢フィルハーモニー 第32回定期演奏会を聴きに所沢ミューズに

2011年06月26日 | 所沢ミューズ


今月の所沢ミューズのコンサートは楽しみにしていた、フィリップ・ヘレヴェッヘのバッハのロ短調ミサ曲のコンサートが「福島原発」の影響で来日中止になってしまい、ミューズでのコンサート予定がなかったが、たまたま先月のコンサートの時に所沢フィルの公演を知り、Netで申し込んでいた。

 正直、「この蒸し暑いのにチャイコの5番か」と思ったが幸い今日は雨模様でさほど気温も上がらず出かけた。会場時間に着くと広場は長蛇の列をなしていた。


 昨年も出かけたがこれほどではなかった。私のこのホール定席は最上階の最後列だが、今日は満席だった。びっくりした。My Blogの所沢ミューズのコンサートはいつも空席の目立つコンサートばかりであったが、今日は子どもの姿も多く見られそれなりにきちんと音楽を聴いていたようで嬉しかった。
 これまでのコンサートが家族連れで来るには料金が高すぎるのだろう。学生、家族割引を増やすべきだろう。反面年寄り(我が身を含め)の多いのにもびっくり。やはり何と言っても日本は老人大国だ。

 プログラムで指揮者柳沢寿男、ピアニスト岡本麻子の両名ともキャリアを積んだ人なのだが、私は今回はじめて聴く事になった。
最初のプロはラフマニノフの2番だった。ミューズはピアニシモの綺麗に響くホールだと思う。それなのに何故かオケもピアノもガンガンならして、ホールを生かしきれていない演奏だった。しかもボリューム競争に終始していたように思えて、意図的に甘さを抑えた演奏にしたのだろうか。
 チャイコの5番は最初からエンジン全開で途中ガス欠を起こしてしまった。たしかに金管主役の曲だけど、弦の甘さを出しても良かったのでは・・・と書きつつもよくぞここまで無料での楽しいコンサートを提供していただいたことには、感謝の言葉しかない。昨年と比べれば、今年の方が個々のプレヤーの主張も聞こえ楽しかった。
 
 でもベルリンフィルをはじめ、オケはウーマンパワーで成り立つ時代になったのか、女性の強さを改めて知らされた。


 


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