仕事で結城に行った。小山駅での乗り換えは30分近く待たされた。小山ー結城駅間10分弱。しかし1時間に1-2本。小山に新幹線が停まるのだがそのメリットは結城には無い。水戸線に並行して道路が2本走るが駅前にバス停はない。
駅に降り立つと人通りは無い。正直駅前通りは死語に等しく感じられた。
訪問先近くに商工会議所があり、そこに「祝 結城紬 ユネスコ無形文化財に登録」の横断幕が掲げられていた。先月末に結城紬の製造問屋大手の倒産が報じられたが、地元の話を聴きたいと思った。
仕事を終え駅に戻ると電車は出た後だった。結局30分近くの時間が出来たが、駅の前は閉鎖されたスーパーと図書館が入った市の文化施設だけだった。少し昼飯には早いがと思い駅前を歩いたが、我が嗅覚は反応しなかった。仕方なく戻り文化施設の中にある観光案内所に入った。「電車待ちの時間つぶし」と断って、結城紬の話を伺った。話を伺えば伺うほど、その手間暇とその価値観との開の大きさを感じた。「文化財」は1つあれば良いし、人間国宝は一人で足りる。しかし町おこしとして見れば結城紬だけでは観光バスの立ち寄りトイレ休憩で終わってしまう。
頂いた観光パンフを開くと、以前訪れた、佐野同様むしろ動態保存では勝る(実物は見ていないが)のではと思った。
単独での展開は厳しいが、佐野ー結城ー益子を結びローカル線特に東武鉄道、真岡鉄道、関東鉄道、ツクバエクスプレスを巻き込んでの日帰り周遊プランで売り出せないだろうか、カミサンにせがまれる花と路地裏写真の題材としても個人的には蔵街と花の被写体は魅力があるのだが。
宇都宮に着いたが次の訪問先との時間が今度は無い。何度も来ている街なので駅周辺は期待度0だが、時間がない。訪問先は中心部のハズレ故に駅での食事しかない。でも餃子はごめんだ。半ばあきらめ半分で駅を出るため1階に降りた。大好きな天ぷらの匂いがした。匂いに釣られると、いかにもチェーン店の佇まいの店「日本橋きらり」初めての名の店があった。天丼メインなのだが、天ざる定食1050円があった。好きな穴子もしめじ天も入っての値段。味は文句は言えない。でもそばの茹で加減、蕎麦つゆは合格点は挙げられない。
宇都宮もホンダ、日産と自動車産業はあるが震災の影響は、日光・鬼怒川の観光産業のダメージがおおきいとのことだ。
仕事を終えて宇都宮で湘南ラインに乗る。そういえば水戸線の車両は常磐線。茨城と栃木の差はこんなところにもあるのかと、訳の分からない差を感じた。そういえば「雀宮」「鷲の宮」と鳥の名駅名があったのだ。鳥の名をブログのテーマを選んだのだが、家について思い出した。
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