とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

UA-25EXで カセットからCD作り

2009年05月30日 | Weblog
何とか24bit,96Khzでの録音は完了したが、本当に音はよくなったのだろうか。
特に今回CD化したものはどれもすでにCD化され市販されたものばかりだ。
しかも今夏はCD化しやすいためカセットで実験したため、元の音がすでに問題ありで、24bit,96Khzの音に期待はもてないのを100も承知で始めた。


「春初めてのカッコウを聞く」をはじめこのCDに収められているデーリアスは、彼の残した録音の中では、ウィーンフィルと残したブラームスの交響曲全曲と並ぶ珠玉の出来だ。思ったより24-96は音はよくなった感じがした。ただ16-44.1にCD化した音は輪郭はカセットよりはっきりするが、その分音が硬くきこえる。



エシェンバッハ=カラヤン のベートーヴェンピアノ協奏曲No.1
最初試しに、ドルビーをOffで録音したがとても聴ける音ではなかった。風呂場で聞いている感じだ。再度Onにして録りなおしをすると意外と柔らかな音になってピアノの弱音もきれいに聞こえる。CDのカタログに消えた現在、16-44.1のCDに落として聴く価値があるものになった。手持ちの1番の中ではリヒテル=ミュンシュ盤の対極にある演奏でカラヤンのバックの音も1音1音がきれいに流れ美しい、もっと評価されて良い演奏だと思う。

ゼルキン=小澤の5番
テラーク録音のしかもデジタル録音したカセットを再度デジタル化する意味があるのか疑問を感じつつも試してみた。なぜかこのテープは何度も途中でドロップアウトを起こし、結局切り張りで完成させた。その意味では昔オープンテープの録音を文字通りカッターで切り張りして編集したことを思い出し、出来上がった時の音を聴いて旨くつなっがた時の楽しさを思い出した。
出来た音を聴くと24-96ではそれなりの音に仕上がったが、現在1000円出せばちゃんとしたCDが手に入る事を考えると、これほど時間と手間暇かける意味がどこにあるのか、後悔した。ギレリスの三大ソナタも同様のことが言えるが、演奏のよしあしは別として、当初描いた24-96でのカセットテープの保存は、16-44.1で充分と思った。実際我耳では手間隙の差ほど違いは区別できなかった。したがって今後行おうとしているFM放送のエアーチェックで録りためたカセットは16-44.1で行うことに決めた。



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