とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

入院中に見たオペラ(その1) クライバーとドミンゴ

2007年07月11日 | オペラ
オテロ=1976/11/7 カルロス・クライバー=ミラノスカラ座 演出ゼッフェルリ
    オテロ=P.ドミンゴ イヤーゴ=P.カプッチェルリ デズデモーナ=M.フレーニ
    VHS→DVD BEL CANTO SOCIETY
カルメン=1978 K.クライバー =ウィーン国立歌劇場 演出ゼッフェルリ
    ホセ=P.ドミンゴ カルメン=E.オブラツォワ 
    VHS→DVD BEL CANTO SOCIETY

持参DVDの中にVHSかダイビングした、カルロス・クライバーとドミンゴのコンビでのオペラが含まれていた。
カルメンとオテロだ、どちらも輸入物のため字幕は無く正規版でなくTV中継のダビング版で音はモノラル、画像も乱れがはいるが、12inのノートパソコンにイヤホーンだが、わくわくしながら楽しめた。

オテロは開始早々反クライバー派の観客からのブーイングもあり、それを制する観客の応酬と演奏外の緊張感も漂う。演奏も序曲のないこのオペラのすさまじい幕開けとドミンゴとカプッチェルリの千両役者の四つ相撲が見ていてわくわくした。
両者も正に絶頂にあり、クライバーのテンポも小気味良い。音がサラウンドで映像が鮮明であれば言うことなしなのだが。

カルメンは正規版のDVDが出たがこちらは私はまだ未聴だ。このカルメンは映像もクライバーが主役になっている。このウィーンの観客の熱狂はミラノとは違う。カラヤンに対しての対抗馬、カラヤン以来のウィーンの救世主としてのクライバーへの熱き思いが見て取れる。しかしオテロ程の感動は来ない。エスカミリオの存在感のないカルメンは魅力が半減する。



最新の画像もっと見る

コメントを投稿