とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

所沢フィル 定期演奏会34回をミューズで聴く

2013年07月22日 | 所沢ミューズ


 昨日は参院選挙だった。朝投票所に行くと。出足が良いのか混んでいた。しかし私同様の老人ばかりだった。地域によるのか、若い人の姿は、見なかった。
 世の中、貴賎を問わず、政治屋さんから売春婦まで、プロとアマの境目が不明の時代になってきた。その中でアマチアオーケストラも例外でなくなってきた。
 現状の境目は演奏会の料金が判断基準なのか。

 たまたま所沢ミューズのホームページで地元所沢フィルの定期演奏会を知り、ネットで無料の整理券をダウンロードして、出かけた。
 会場に着くとすでに行列ができていた。全席自由だが、私はいつもの3階席の指定席に座った。
 真夏の午後のコンサート、ドボルザークのチェコ組曲が心地よかったが、突然演奏中にもかかわらず、おばさん軍団が入り込んできた。「またか」と思った。
 次の演目、楽しみにしていたハフナー交響曲も演奏中にまたもやおばさんが入ってきた。すると今度はおねえさんが携帯を取り出しぱちぱちやりだした。もう少しで終了なのに、今度は会場を出て行く人が出た。
 「無料演奏会」で見られるいつもの風景。コンサートに関しての「無料と有料」の差が出るシーンだ。

 友人に聞くと500円でも入場料を取ると、後の税金処理が面倒だと言うのだ。税金を考えだすとどうしても1000円以上でないと割が合わなくなるとのこと。そうするとマイナーなアマオケではできない相談とのことだ。

 アマオケのレベルが上がっても、無料でくる客のレベルはご近所付き合いでしかないのが、プロオケの演奏会との差なのか。またプロオケの場合、3階席から埋まるが、アマオケの場合は1階席から埋まるのも音楽に関するプロとアマの分かれ目か。

 演奏批評は、34回目の定期演奏会でオケのレベルは進化しているのに聴衆が取り残された感じで進歩がないの現状だ。
 メインのチャイコの4番は出だし勝負の曲だが出だしでのつまずきが最後まで緒を引いてしまったようだ。指揮者としては「年に1度の爆発だ!!!!」と言わんばかりに発散させたかったのだろうが、もう少し抑え気味にしたほうが、ミューズの響きが生かされたと思う。それにしてもいつもMY指定席は最良なのだが今回は周囲の雑音が多すぎた。
 
 
 それにしてもプログラムの「所沢市管弦楽祭」の表示と市長の長々しい無意味なあいさつ文は何かのまちがか。ミューズ主催の有料コンサートのプログラムはかみぺら1枚だが、豪華なプログラムはなぜなのか。
 こんなことにお金を使うくらいならば、名目は音楽教育費として、楽器をそろえるなり、室内演奏会、なりの回数を増やすほうが文化活動に寄与するのでは。

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