とりとも雑楽帳

狭山丘陵の里山歩きとクラッシク音楽の鑑賞日記です。

Mozart カール・ベームとレナード・バーンステイン

2006年09月10日 | クラシックDVD
HMVの3点同時購入の値引き販売の宣伝に乗って、MOZARTのDVDを買った。ベームは交響曲集の3枚組とレニーの大ミサを続けて見た。ベームの3枚組みは正直おそらく半分以上は映像を見ていなかった。このDVDは買ったことをすぐに後悔した。ここにある映像は記録としての価値もあまり感じない。どうしても音より映像は直接的に訴えてくる。したがってベームの映像はむしろMozartの音楽の流れを視覚的にぶ千切って、演奏者の表情も、ベームをとことん無視している表情が表に出ている。。スタジオでの演出の入った映像はいっそう無味乾燥を感じる。それに反してレニーの大ミサは生の迫力と生のすごさが実感できる。オケも合唱もそしてソリストの一人一人がレニーの指揮棒に集中し、出てくる音も視覚から刺激を受ける。映像と音響が相乗効果を呼んでいる。映像の持つ力をあらためて思い知った。とくにアーリン・オジェーの天国的な響きは教会の天井に響き渡る美しさだ。


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