昨日(9月29日)は、カミサンが朝早くに、ファン・ファン JAXA(平成30年度 筑波宇宙センター特別公開)を見学に行くと出かけてしまった。日本人が月面到達するよりも確実に本人は天国に行っている年なのに・・・・、
そんなわけで、朝・昼・晩飯はなしということで、だいぶ前に所沢ミューズのWeekend Piano Series 3公演サービスチケットを購入していたことからミューズに出かけた。本来ならば、コンサートの時は散歩を兼ねて公演前に航空公園を散歩するのだが、バスで小手指駅に、そして電車で航空公園駅に、駅ビルの「さぼてん」が狙い道理に好物のカキフライ定食をはじめたことで即注文。看板には「江田島産 大粒カキ」とのこと。私が一番旨いと思ったカキフライはお袋の生前、介護で通った大宮の老人ホームの帰りに寄った、そごうの食堂街のとんかつやが季節となるとメニューに載った「広田湾産」のカキフライだった。お袋がなくなってからは、大宮への足が遠のき、3.11もあってしばらくありついていない。所沢では「広田湾産カキ」は見かけない、池袋で扱っている店を探したいと、病院通いのあと捜しているが見かけない。どこぞのラジオ番組ではないが「あの味が忘れられない」。
そんなことを思いながら「さぼてんのカキフライ定食(=牡蛎4個)」1000円の昼飯を食べ会場へ。
今日は雨とあってか、お客の出足は鈍い。私の席は2階正面最前列中央よりやや左手。鍵盤の手の動きが見える一だが。2階席は最前列中央のみであとはまばらというより空席。1階も中央部分のみ、演奏が素晴らしかっただけに残念。いつも思うことだが、主催者:所沢文化振興財団の実態はどういう人なのだろうかいつも疑問に感じる。県立の音楽高校(芸術高校)が所沢にあり、沿線・近隣に音大が3つもあるのだから、空気に音楽を聞かせうるくらいならば、これらの学校を通じて、演奏会1週間前ぐらいに学校に掲示し当日に学生証提示で格安券を販売すればよいと思うのだが。普段はお昼に500円コンサート称して、行く先短い我ら老人向けに質の高いコンサートを聴かせていただくのはありがたいが、将来のある人への支援が必要なのではと思った。
それにしてもこの日の演奏は好きなドビュッシーだけに心地よく聞けた。先般の反田恭平といい、今次の萩原麻未と個性あふれる若人が出てきたのは、うれしい限りだ。「印象派ドビュッシー」のイメージで何やら曖昧模糊とした表現を連想してしまいがちだが、ピアノの1音1音が明瞭で透明感のある音に加えてスケールの大きな表現も素晴らしく、生き生きとした音楽が新鮮だった。
私の手持ち
ミシェル・ベロフ=最初にドビュツシーの音楽が知りたくて購入した。主要な作品が2枚のCDに収められたお得版。演奏は健康優良児の演奏で模範演奏。
アウトゥール・ベネッティ・ミケランジェリ:前奏曲のうちNo.1,4,6,6,10,12番のみ。ただし1枚のCDに前奏曲No1&2の主要作品と映像No1&2の主要作品が納められている。演奏はどれもスケール感の大きいそれでいながら細部の音の響きにこだわった録音も素晴らしい。
夕食はは小手指駅前のてんやが,牡蛎の天ぷらを始めたとの幟が目に入り飛び込んだ。天蕎麦定食+牡蛎の天ぷら追加で900円、カミサンのいない一人飯は好きな牡蛎で終わった。
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