鍼灸師会からの連絡により、
厚生労働省は「あはき業は
停止業種にはならない」と、
回答しております。
コロナ新型肺炎の流行以来、
鍼灸業界のマイナス影響はかなり大きい。
今まで、鍼灸治療を受けに
来られる8-9割減ったのは
慢性疾患症状の緩和や
体質改善、養生、
美容などのための方が殆どでした。
しかし、一方増えている患者もいます。
病院まで行かなくてもいい急症の方です。
ギックリ腰、寝違い、
肩こり、頭痛、不眠、
神経痛(坐骨神経痛や帯状庖疹の後)、
関節痛・・・・・
この様な症状ある患者は今まで
まず病院へ受診するのが
常識となっていましたが、
今の情勢では病院より鍼灸院に行くことで
待ち時間も少なく、感染リスクが低く、
痛みの原因を追究するより
まず症状の緩和できる、
これらがメリットとして
鍼灸治療を求める方が多い。
実際その効果は期待される通りです!
鍼灸とはなにかの専門ではなく、
どんな状況でも、
どの様な患者でも、
対応しなければならないのが
本来の鍼灸医学の原点です。
いまこそ、その原点を改め
認識する時期だと私は思います。
日本で、鍼灸は何の職業に
属すのかと問われると
実に曖昧な回答でした。
医療?癒し系?相補医療の一つとして?
どっちにも触れて、
どっちにも属していないのが現状です。
認められる医療行為でもないし、
守ってくれる法律もないです。
鍼灸の現場でみられる患者(お客)は
実に様々いるのが現実でした。
鍼灸師として、何かの専門ではなく、
何でも対応すべきだと思っています!
もちろん、鍼灸医学の知識は重要であり、
現代医学の診断と治療の
基本知識と最新情報も知るべきであり
鍼灸治療に適用しない病証であれば、
どんな状況でも即現代医学の診察を
受ける様にと伝えるべきだと思います。
鍼灸は医学であると認識し、
医療の現場で現代医学と
役割を分担する重要な役割があると
私は思います。
客を選ぶのではなく、
客に選ばれる立場であり、
様々な要望に合わせて、
最適な治療法を行うべきです。
天池針灸院は休業しません。
出来ることをやってまいります。
院内環境やスタッフの
健康状態のチェック、
患者と共に日常生活の管理
(睡眠、水分の補充、食、
適度な運動など)、
来院の方にメインの治療とは別に
無料で免疫向上、風邪予防の
はりと温灸を行います。
危険を承知した上でできることを。。
患者の為に
微細な力で頑張りたいです。
頑張るネズミ(リス?)