コロナウイルスが拡大していく一方です。
毎日、それでも毎日マクドに通う高齢者の爺さんです。
1時間から長い時は2時間余り「本」を読む時間に充てている。
小説はあまり読まないですね。
ノンフェクション系や囲碁の本を読み見ている。こんな具合です。
外に出るのは、運動のつもりもありますが、家にじっとしているのが
鬱陶しいですね。
さて、タイトルの本です。
「在日を生きる(ある詩人の闘争史)」とあります。
この本の内容は、朝鮮人の 金 時鐘 さんと日本人 佐高 信さんの
対談を収録したものであります。
お二人とも著名人でありますが、一応簡単に紹介しますと
金 時鐘 氏
1929年 釜山市生まれ。 日本語による詩作、批評、講演活動を
行っています。
第42回大佛次郎賞も受賞しています。
在日1世。
佐高 信 氏
山形県生まれ。慶応義塾大学法学部卒。評論家。
「週刊金曜日」編集委員。
お二人とも多くの著書があります。
佐高 信さんですが、イメージや世評からしますと左派寄りの
論評を見かけ、また聞こえます。
対談の話の内容に耳を傾けますと、世評どうりの「反政府」「反日本」
という思想の持ち主であると感じます。
対談者の金氏は「はじめに」佐高氏を評し、次のように述べています。
『私には、戦後の日本の歴史認識を踏まえた良心の発行体のような
社会評論家である』と述べています。
この方の対談の一つ一つの事柄の捉え方には感心します。
流石に「詩人」であると感じました。
この本の中で、一番市井の人間にとって入りやすい
事柄の一つに「演歌」があります。
二人の対談の中で佐高氏は、まだ日本人的精神の持ち主でありますが、
金氏の言葉には「朝鮮人」と「日本人」の「魂」の違いが歴然と
分かります。
左翼的な人の思想の持主の方に特徴なのは、「情」に薄いような気がします。
今日はここまでにします。
続きは、後日書きます。
※ 一口メモ ※
< 名 詩 >
『 題 秋の日 』
かわらづたひの 並木の 陰に
秋は 美し 女の 瞼
泣きも いでなん 空の 潤み
昔の 馬の 蹄の 音よ
長の 年月 疲れの ために
国道 いゆけば 秋は 身に沁む
なんでも ないてば なんにも ないに
木履の 音さへ 身に 沁みる
陽は今 かわらの 半分に 射し
流れを 無形の 筏は とほる
野原は 向こうで 伏せって いるが
連れ立つ 友の お道化た 調子も
不思議に 空気に 溶け 込んで
秋は 案じる くちびる 結んで
( 中原 中也 )
―――閑題ーーーーです。
今日の漢字は、次の一文字を読んでください。
① 櫂 ② 轍 ③ 鞐 ➃ 畝 ⑤ 顎
⑥ 蓆 ⑦ 鶫 ⑧ 靄 ⑨ 凩 ⑩ 鰭
以上です。
次は、20日の4文字熟語の答えです。
答えだけ書きますので問題を知りたい方は、申し訳ないですが
20日のブログ「unicif(ユニセフ)」を見ていただけませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。
では答えです。
① 丁々発止 ② 内憂外患 ③ 満身創痍 ➃ 言語道断 ⑤物見遊山
⑥ 春風駘蕩 ⑦ 人権蹂躙 ⑧ 未来永劫 ⑨ 虎視眈々 ⑩疲労困憊
以上でした。
お読みいただきありがとうございました。
ではまた。!!!