さて、それでは「大和魂」とは 何なのか?
この疑問について、著者の島田裕巳氏はこの本「大和魂のゆくえ」で次のように
述べています。
「和魂洋才ということば」の項目の中で説明されていますので
是非読んでみてください。
一言で言うならば
『大和魂は学問によって培われる知識ではなく、
実際の生活に活用できる 自ずと生まれてくる知恵のことを
意味している』と 解いています。
近代化を始めた明治時代の日本では西洋の学問や知識を取り入れる
際に、あくまでも日本人の精神を忘れてはならない。とされました。
さて、
それでは
この大和魂という言葉は
いつ?
誰が? 使い始めたのでしょうか?
実は、日本人であれば誰でも知っている人物だったんですね。
それは、紫式部の「源氏物語」に初めて出てきているのですね。
ちょっと、驚きでした。
ただ、紫式部によってはじめて書かれましたが、それっきり
「大和魂」という言葉は広まらなかったようです。
このことは、島田氏の言う日本人の「魂」や「霊」に対しての
思い入れと関係しているのではないかといいます。
今日は、この辺で終わります。
※ 一口メモ ※
< 名 言 >
『世間では、いろいろ知識や情報を持っている人が
「教養」のある人とされることが多いようです。
この言葉の使われ方のせいでしょうか、なんだか一見
格調高いものとされていて、上っ面だけのニュアンスを
感じてしまうのです。
教養とは、決してそのようなつまらないものでは
ありません。
教養とは、人生を面白くおかしく、そしてワクワクさせて
くれるツールです。』
(出口治明 立命館アジア太平洋大学学長)
-ーーーー閑題ーーーーです。
今日の漢字は、4文字熟語の問題です。
一文字が違っています。正しい漢字に直してください。
① 半文縟礼 ② 不俱退天 ③ 加時祈祷 ➃ 美人薄名 ⑤ 大言荘語
⑥ 野郎自大 ⑦ 天地開百 ⑧ 一値半解 ⑨ 不借身命 ⑩ 急転直価
以上です。
次は、昨日のブログ「今月の生活のお金が行方不明 !!!」
の漢字の読み方です。
① 微塵ーーみじん ② 遊弋ーゆうよく ③ 漁火ーいさりび
➃ 正鵠ーせいこく ⑤ 範疇ーはんちゅう⑥ 瑕疵ーかし
⑦ 齟齬ーそご ⑧ 西瓜ーすいか ⑨ 眼撥ーめばち ⑩ 茅葺ーかやぶき
以上でした。
お読みいただきありがとうございました。
ではまた。!!!
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