さて前回は、スパイ天国のことを少し触れました。
時おり、新聞にスパイや情報漏が漏れて 表ざたになりますが
今の 米中関係から鑑みますと 例の「楽天」の例を見るだけでなく
日本の経営者たちの脇が甘い気がします。
何もサイバーセキュリティだけでなく、企業スパイや資本提携を
もっともっと 慎重にすべきでありましょうね。
タイトルの通り中国の「見えない侵略!!」は、ハイブリッド戦争と
見なすべきでありましょう。
連想されるのが ロシアが クリミア半島を奪った戦略が ハイブリッド
戦争(戦略)と言われています。
中国に関していえば、自国の為なら世界はどうなってもかまわないという
位のことをしてしまう国であるかもしれません。
我が国も、少しずつではありますが前に進んでいる様子は窺えます。
例えば、公安調査庁では経済安全保障などに関連した情報収集・分析活動
の強化に向け、関連予算は20年度の当初予算で29億1100万だったのが
同年度補正予算で5億7000万が追加され、21年度予算は3憶9000万増の
32億2000万となりました。人も金もも増強されたのです。
この本の第3章に「中国の軍事技術の発展に寄与する千人計画」を
取り上げていますが、この千人計画については過去のブログに何回も書いていますので覚えておられる方もいるでしょう。
井上氏が改めて書いておられるので、氏の本をそのままですが
再認識し問題意識を我々も持つ必要があるでしょう。
そもそも千人計画とは、2008年から始めた高度な研究テーマに
取り組んでいる 外国人研究者を 厚遇な条件で集め、軍事技術の
発展に貢献させる狙いがあります。
井上氏は、
『2021年1月1日付 読売新聞が この問題を大々的に報じました。
同紙の取材では 日本の研究者が少なくとも44人が関連し、
このうち13人が日本の「科学研究費助成金事業(科研費)」を
得て、過去10年間のそれぞれの受領額が1億円を超えていた。
さらに、国家国防科学技術工業局の監督下にある北京航空航天大学
やハルピン工程大学など「国防7大学」に所属の研究者が8人いて、
そのうち5人が日本学術会議の元会員や元連携会員だといいます。
これは、日本の公的資金を元手に研究した結果を かっさらって
行くのも同然であります。
しかも、それが軍事研究に応用されている可能性が高い。
日本の税金が 間接的に中国の軍事強化のために使われていることに
なります。』
と、氏は述べている。
氏の感想は、私も恐らくこの件をご存じの方々も 同感と思われ
るのではないかと思います。
日本の防衛に予算を使うことは拒否するのに、同会議の元会員や
連携会員が中国マネーを使って人民解放軍の軍事力向上につながる
ような研究を行なうことを 黙認する発想は 国益をないがしろにして
いるとしか思えないのです。
実に 嘆かわしいことです !!!
今日はこの辺で終わりにします。
※ 一口メモ ※
< 名 言 >
『「できない」と思うより先に「できる」と百回となえよ。
大きな課題も「千切り」すれば必ずできる。』
( 永守重信 「成しとげる力」 日本電産会長 )
さてーーー―――閑題ーーーです。
今日の漢字は、次の熟語を読んでください。
① 甜茶 ② 老耄 ③ 海驢 ➃ 行脚 ⑤ 大蒜
⑥ 算盤 ⑦ 雲雀 ⑧ 独楽 ⑨ 含羞 ⑩ 反芻
以上です。
次は昨日の漢字の答えです。
① 大晦日ーおおみそか ② 猜疑心ーさいぎしん ③ 馬酔木ーあせび・
あしび ➃ 信天翁ーあほうどり ⑤ 石竜子ーとかげ ⑥ 矢飛白ーやがすり ⑦ 毛氈苔ーもうせんごけ ⑧ 馬尾藻ーほんだわら ⑨注連縄ーしめなわ ⑩ 蜃気楼ーしんきろう
以上でした。
お読みいただきありがとうございました。
ではまた。!!
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