「秘録」と名のついた本です。
きっと、新聞やテレビそして本などにも出てこない
事柄があからさまにされてくることを期待しました。
著者は 志垣民郎氏 編集 岸俊光氏
正直、このような「秘録」と名のついている本には
大きく分けて、今流行のフェイクニュースが盛りだくさんで
読者にもおかしく興味をもたせるもの。と
今まで世間に知られず闇へ葬られていくものや忘れ去られていくもの。
そして、時を経てこの本のように著者が事実を世間に知って
もらいたく公表するに至った事柄等があるとおもわれる。
編者の岸氏が前書きに記しているように、私達市井に人間は
この「内閣調査室」という名前は時として聞くことはあるかもしれませんが
実態は皆目見当がつきません。
また、著名なジャーナリストや作家諸氏が「内調」に切り込んでは
いるものの、本質まではなかなかとらえられていないようです。
この本は、志垣民郎氏の日記をもとに編集されたものです。
昭和27年4月9日
内閣総理大臣官房調査室として新設されました。
以来、この首相直属の情報機関を取り上げた著作は
相当数に上っているようです。
しかし、核心を突き、実体をさらけだした資料等は表に出て
いませんでした。
この回顧録は、志垣氏が小学校から書き綴られている日記や
内調の内部資料に基ずくものであり、原則そのまま載せている
とのことです。
アメリカによる日本占領が始まり、日本の主権が形だけのものになり
洗脳工作が進行する当時に
如何に日本の中枢部が主権回復への苦労が日付、時間、
人物が そして面会場所までが克明に記されています。
また、何を食べたか。事細かくーーー
<内閣調査室とは今の「内閣情報調査室」をさしています。>
戦後の混乱期に、共産党員が解放され赤化傾向に歯止めをかけるべく
担当者がお国のために懸命に働いた記録が克明に描かれています。
とてつもない記録というものではありませんが、戦後の日本の
方向性がよくわかる内容でありました。
このような方面に興味のある方にとっては、参考になるのではないでしょうか 。
※ 一口メモ ※
< 名 言 >
【 肉体で生きる青年期
心や知性で生きる 壮年期 に対し
老人は 『霊性』で生きる。
肉体も知性も衰えた老人だが、
しかし次なる世界を感知する
感覚だけが鋭くなっていくのだ。 】
(オーストリアの思想家 シュタイナーの言葉
---閑題ーーーーです。今日の漢字は4文字熟語の問題です。
次の、〇に漢字を当てはめて完成してください。
① 牛〇馬〇 ② 乾〇一〇 ③ 苛〇誅〇 ➃ 一〇呵〇 ⑤ 空〇足〇
⑥ 晴〇雨〇 ⑦ 形〇相〇 ⑧ 鶏〇狗〇 ⑨ 雨〇春〇 ⑩ 未〇永〇
次は、6日のブログ「政治とスポーツ」の漢字の答えです。
1.しんげん
① 箴言
② 震源
2.けんしん
① 献身
② 検針
以上でした。お読みいただきありがとうございました。
ではまた。!!!
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