そんなわけでリカルド・サンドバルとマチア・コレーのデュオ "Cafe para dos"、2日間にわたる名古屋公演が大成功のうちに終了しました。特に2日目のCafe Dufiにおいては予約満席・当日立ち見となるほどの信じがたい光景に出くわし、店主びっくりしました。初日のリピーターさんあり、当日の昼間に行われた名古屋大学での講演会&ミニライヴを見てDufiさんに駆け込まれた方あり、やはり音楽はナマで見てこそ、その感動が伝わるのです。喩えは無茶苦茶ですが、かのレニーニ&スザーノの初来日公演の一週間、最初ガラガラ、しかし一度観た者の熱狂的な口コミ(当時は今ほどネットの力というものはありませんでした)でみるみるうちに動員が増し、最終日近くには立ち見満員御礼という痛快な現象に酷似したものを予感しています。
今夜は豊橋。ここは昨年だったか、同じくベネズエラのアンサンブル・グルフィーオというとてつもないグループが観客の度肝を抜いた場所でもありますので、その余勢もかって盛況は間違いないところでしょう。そしてその次の土曜日は大阪・CHOVE CHUVAにて。ショーロに目がないお客さんを多く擁するショヴィさんですから、やんやの大喝采で幕を閉じる光景が今から目に浮かび、かえって羨ましいほどです。
さて、話はガラリと変わってそろそろブラジル音楽の話題を。
以前もご紹介させていただきましたが、ウチで独占的に扱っているミナス出身のミュージシャン、Leo Minax(レオ・ミナックス)について再び。
この度、山形ブラジル音楽協会(通称山ブラ)会長さんのブログ「YamaBlog」にて、めでたくこのレオ・ミナックスのアルバム "Aulanalua" をご紹介いただきました。快調&福快調さん、むいんとおぶりがどうございます!やはり手前味噌なレビューよりも、第三者に客観評価していただいた方がはるかに説得力があるというものです。
そういえば明後日26日(日)は山ブラさん主催のDJイベント "Noite do Brasil" がありますね。山形近辺の皆さんは要チェーック。事前にリクエストしておけばレオの音源などプレイしてもらえるかも。かもかも。
気をよくした店主、今日は朝からレオモード。コドモのようにゲンキンなやつです。更には彼のMySpaceページやらYouTubeの動画を再チェックしたりやらで、あまつさえ日本に呼ぼうかななどと、そのノウハウさえ全く持たないくせして身の程知らずなレベルにまで思いを致すようになってしまいました。誰か店主を止められるものなら止めて下さい(←居直っている)。
バンド編成だとなかなか採算面でキビシイので(ていうか絶対ムリ)、ソロでの招聘になるだろうなあ、バンド編成と違ってどんな感じになるかなあ・・・と思っておりましたら、YouTubeに素晴らしい映像がアップされているではありませんか。ミナスのTV番組の録画のようです。おお、司会はなんとTúrio Mourão。ミルトン・ナシメントのバックメンバーも経験したことのあるミナスきってのキーボーディストですがな。トシ食ったなあ。
まあそういうわけで、その番組から彼のソロパフォーマンス映像をいくつか。
Tempo de samba
(もうこれを観ただけで彼のソロパフォーマーとしての魅力が窺い知れます。ちなみにこの曲、今年の9/14にJ-WaveのSaude!Saudade...にてオンエアされたそうな。我が事のように感激でございます)
Do Bão
(ミナスのミュージシャン、Vander Leeとの共作を歌います。そういえばYamaBlogでも以前ヴァンデルのCDを紹介されていましたね!)
Tudo de bom
Tu para mi
(スタジオ録音ではバリバリのロックナンバーも、彼のアレンジにかかればめちゃカッコいいソロヴァージョンに変身)
Leo Minax no Viação Cipó
(ブラジルのTV番組より。最後のあたりで弾き語りをご覧になれます。うーむ、良い)
こういうのを見ていると、日本ツアーの会場はどこにお願いしようか、ゲストミュージシャンは誰と誰に参加してもらおうか・・・などと楽しい想像(←半ば妄想に近い)をしてしまいます。もちろんその中には、彼の存在を教えてくれたボサノヴァシンガー、山本のりこさんの名前があることは書くまでもありません・・・って誰も知らんか、そんなエピソード。
Leoの目下最新作 "Aulanalua"、只今セールにて絶賛(?)発売中です。DVDつきで今ならこのお値段。再入荷の予定はレオの来日実現時以外ありません。お早目に!