こんにちは、安倍晋三です。嘘です!あいててて、また腹が痛くなってきました。
それでもテレビしか見ない人々の多くは原発54基つくっておいて反省一切ナシの自民に投票するんでしょうね・・・はあ(タメイキ)。
さて、そんな親類縁者こぞってバリバリ自民派という店主の嘆きはどうでもいいとして(だからどうでもよくないんだってば)、ブラジル音楽専門店らしく、久々にCDの話題を。
ねえ、本来はこういうネタを毎日コツコツと情報発信していくべきだと思うんですよ、サンバタウンは。そう思いませんかモサーダ&ハパジアーダ?(誰がやねん)
政治・経済、店やってるとあれやこれや舞い込んでくるよしなしごとにワタクシゴト・・・なかなかそうさせてくれない様々な物事・しがらみから少しずつ解き放たれて、ワタシ自身の本業、すなわち「ブラジル音楽にまつわる良い商品を世に提供していく」、ひいては「ブラジルという国の素晴らしさを世に伝えていく」というミッションに集中して取り組んでいきたいものです。ていうかそれがワタシの生きる道なんですけどね。
おっと、本題に戻ってCDの紹介です。
店主が以前からずっと応援しているサンパウロのギタリストでAlessandro Penezzi(アレサンドロ・ペネージ)という人がいますが、この男が昨年「Cordas ao Vento(弦は風に乗って)」というなかなかに洒落たタイトルのアルバムをリリースしていました(画像右)。オーノー、店主としたことがまるでノーチェック・ノーマークだったぜ。相方は今ブラジルでリオ/サンパウロを問わず人気急上昇中のクラリネット奏者、Alexandre Ribeiro(アレシャンドリ・ヒベイロ)。
これがまあものすごいショーロ/インスト作品なわけであります。
既にアレサンドロのギタープレイをご存知の方でしたら十分おわかりかと思いますが、その演奏たるや超絶的です。しかも単なる速弾きガチャ弾きプレイヤーではなく、ちゃんとオシとヒキ、ダイナミクスや聴かせどころをしっかり押さえた心憎いばかりの演奏にはただただ唸るばかり。
そしてコンビを組むアレシャンドリ・ヒベイロもまた然り。こんな化け物がまだいたのかという圧巻のクラリネットを聴かせてくれます。先日ワタシはサンパウロの某ライヴハウスでこのアレシャンドリの演奏を体感する機会に恵まれましたが、劣悪なPA環境をものともせず縦横無尽に吹きまくる彼の底力に完璧にノックアウトされ、ええ、即ファンです。
そして画像左側のCDが、2011年10月に収録されたオランダ・アムステルダムでのライヴアルバム。こちらも純然たるデュオ。
んまあものすごいったら。もう「物凄い」という表現しか思いつきませんですよ。たった二人での生演奏である分、かえってライヴならではの生々しさや気迫が伝わってくるようですらあります。
誤解や叱責を恐れずに表現させていただくとするならば、かのコーコーヤの笹子重治が、ヴァイオリンの江藤有希に内緒で、黒川紗恵子(クラリネット)に「ギター&クラリネットのデュオ編成でこっそり技術系アルバムを作りましょう。技術系はホントにこれで最後。この際『コーコーヤにしてはやりすぎじゃないか』と言われそうなくらいのレベルで」と半ば強引に話を持ちかけて製作したアルバム、というような感じがしないでもないです。それくらい凄いです。以上敬称略にて失礼しました。
ちなみにこの2タイトル、サンバタウン店主がレーベルの事務所まで押しかけて「頼むから売ってくれえ」と無理矢理せがんで持ち帰ってきたもの(スタジオ盤25枚、ライヴ盤10枚)ですが、ブラジルではこのレーベルを始め3店舗にて通販だけでしか売られておらず、海外で、それも実店舗での取扱いという意味ではウチが世界初だそうです(やや胸を張る)。
こちらで二人の演奏をご覧になれますが、こんなモンただの名刺代わりでしかありません。「おお、これは!」とお思いになられたお客さまは、ネット上での流し見などではなく、是非しっかりした音質のCDでお楽しみ下さい。スタジオ盤・ライヴ盤の間でカブり曲がそんなにない(4曲)のも嬉しい。張り切ってこんなに仕入れたけど大丈夫かな、大量に売れ残ったりしたら悲しいかも、と内心ハラハラしておりましたが、おかげさまで両盤ともに情報公開してから破竹の勢いで売れていっております。主に通販で(ちょっと涙目)。それにしても実店舗の方がなあ。これではただのオフィスだね。まあそれはさておき、とにかくこの「アレアレDUO」をどうぞよろしく!
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