久々にブラジリアンメタルの話題でございます(笑)。
半年ほど前、ペルナンブコ州カルアルーに拠点を置くGlory Opera(す、すまん、どうしても笑いが・・・)という、アングラとドリームシアターを足して2で割った上にメガデスとラッシュ(おお懐かしい)をふりかけっぽくまぶしたグループのセカンドアルバム(画像右)を、なんとかして取り寄せしてもらえないかというヘビメタファンの方のリクエストがありました。
で、
受けるワタシ(笑)。
ちなみにここのヴォーカルのHumberto SobrinhoとドラマーのHermut Quackenは、2001年のアングラ再編成時のオーディションで最終選考まで残ったんだとか。ほほう。まかり間違えばアングラもこの二人が加入し、しかるのちにあの名盤「Rebirth」をリリースした可能性もあったわけだ(笑)。
まあそれはさておき、うまくバンドのセールス担当さん(とおぼしき女性)とも話がつき、どうせだからファーストアルバム(画像左)もよろしくねーってんで代金を振り込んだはいいものの、その後ぱたりと返事ナシ。
むう、これはまずいですな、とそこから執拗に督促メッセージを送りまくるワタシ。しまいには、
「回答なしということがあなた方の回答であると捉えてよろしいか」とか、
「日本には『仏の顔も三度まで』という諺があるが、これがその三度目の連絡だ」とか、
「Glory Operaというグループ名が、日本で汚名を残さないことを心から願っている」とか、
一歩間違えば脅迫。ですが、この内容をすべてCC(同報メール)で把握していたリーダー格のドラマーさん・Helmut Quackenから、しばらくして大変に恐縮した返事が返ってきたのであります。その詫びっぷりはいっそ爽快ですらあり、おかげさまでワタシは彼からimensa vergonhaだのdesculpa e justificativaだの、数々のごめんなさいワードを習得させていただきましたですよ。
どうやらマネジメントサイドの行状が非常によろしくなく、悪さをしでかした連中は全員解雇したものの、次なる体制が追いつかずオフィシャルサイトも閉鎖(今はかろうじてmyspaceのみ運営中)、バンドとしてはほぼ活動休止を余儀なくされているようなのです。なんと気の毒な。
ですがこのHermut、約束を守る漢(おとこ)でした。ファーストコンタクトから半年近く経過し、なおも諦めずに彼は解決の道を探り求め、ワタシがオーダーしたCDを遂に自力でしっかり送ってきてくれたのであります。
こんなオマケもつけて。
ありがとうHermut。ありがたいんだけど、いくらおれパーカッションやるからちゅうても、こんなぶっといスティックよう振れんぞな。
しかし約束を守る男は最終的には必ず愛される、それは古今東西、不変の法則なのであります。
(そのHermutが紹介してくれた、Grupo Feijão de CordaというインストバンドのCD。一聴してジャズ/フュージョンっぽいのですが、リズムが徹頭徹尾ノルデスチ。しかも上手くてやたらカッコいいです)
上記3点のCDも含め、金曜日中に少しだけですが通販アップしまーす。
たまに雑誌とかを見ると、別のバンドに出稼ぎしてたりしてて。
とか言いつつ、このバンドのmyspaceを見ましたらね。
・・・わたくしのお気に入りバンドとベーシストさんが同じなんですが(汗)
どうりで、曲調が似てるわけだなぁ・・・。
コッチが売れたら、アッチが疎かになるのでしょうか。
でも、イイヒトは報われて欲しい。ああ、悩ましい・・・。
CD、売れ残りそうだったら御一報下さい。 ←ちょ
予想通りコメント一番乗りありがとうございます(ていうかこんなネタに反応してくれるのってねおんさん以外にいません)。
ベースはフェルナンドくんですね。ひょっとして「お気に入りバンド」というのはAquariaでしょうか?
ブラジルのメタルバンドはかけもちって当たり前のようですね。アングラのフェリペさんもかけもち、エドゥくんもかけもち、元アングラのアキレスさんも当時はかけもち。アングラですら。
ちなみにGlory Operaの場合、ギタリストにEndless兼Aquaria兼Glory Operaという、それでよく身体もつなというかけもち具合のギタリスト、グスタヴォくんが新加入してます。彼のソロアルバムも入荷させたら話題を呼びそうですね。もちろんブラジル音楽ファンの間でなくて、YGファンの間で(笑)。
それよりもっと入荷させたいのがEdu Ardanuyの初ソロ(一人で大ウケ)。
あ、CDは余るほど入荷してますので、未聴でしたらどうか引き取ってやって下さい・・・。