CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-006「恋のいばら」(日本)

2023年01月17日 01時32分47秒 | 日本映画
ゾンビの気分でお食べください
 図書館に勤める富田桃は、自分を振った元恋人・湯川健太朗のSNSを見て、彼に真島莉子という新しい恋人がいることを知る。自分とは正反対の洗練された莉子に興味を抱いた桃は本人を特定し、ある理由から彼女に直接会いに行く。
 桃は莉子に、健太朗が撮った自分との秘密の写真データを取り返したいと話し、桃と莉子は秘密の共犯関係に陥っていく。(「作品資料」より)


 カメラマンの健太郎の恋人である莉子の元に、元カノだという桃が会いにくる。

 何事が起こるのかと思うが、桃は健太郎に撮られたかもしれない写真を廃棄するのに、莉子に協力してほしいと依頼する。

 最初は相手にしなかった莉子であるが、自分も写真を撮られたことを思い出し、桃に協力することにする。

 こうして今カノと元カノが協力して、健太郎の部屋に忍び込み、データを探る算段を立てていく。

 そんな中で、桃と莉子に奇妙な友情が芽生えていく。

 桃は健太郎にまだ未練があるのか、それとも本当に自分が撮られたかもしれない写真を削除したいだけなのか。

 健太郎の部屋に忍び込もうとする二人であるが、なかなかうまくことは進まず、そうしている間に二人は色々な話をしていく。

 二人がことを進めている間に健太郎が浮気をしているということも判明するが、莉子は動じないという風を見せる。

 果たして、本当に写真があるのかも気になるところであるが、奇妙な友情を作り上げていく桃と莉子の関係がどうなるのかというところも気になるところ。

 そして、桃が終盤に告白する真実。

 序盤に莉子が健太郎の部屋で本をすり替え、捨てるということがあったが、捨てた本に挿まれていたものが何であったかということが終盤で明らかにされる。

 そして、桃が莉子にお願いしたことの理由も明らかになったということか。

 ちょっと歪な三角関係を描き、ことの行方が気になる話であった。

/5

監督:城定秀夫
出演:松本穂香、玉城ティナ、渡邊圭祐、中島歩、北向珠夕、吉田ウーロン太、吉岡睦雄、不破万作、阪田マサノブ、片岡礼子、白川和子
於:TOHOシネマズ池袋

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