CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

18-069「エターナル」(韓国)

2018年03月12日 00時15分00秒 | 韓国映画
下りる時には見えていた、上るときには見えなくなった、その花
 証券会社の支店長カン・ジェフンは、英語教育のために息子と妻スジンをオーストラリアに留学させていた。 
 しかしある日、会社が不良債権を抱えて破綻してしまう。収入はおろか、地位も信用も一瞬にして失い、打ちひしがれるジェフン。
 失意の中で妻子のことを思い、彼らが暮らすシドニーへと向かうのだったが。(「allcinema」より)


 「マグニフィセント・セブン」等、最近はハリウッドでも活躍するイ・ビョンホン主演のミステリー・ドラマ。

 
 イ・ビョンホン演じるカン・ジェフン。
 勤めていた証券会社は不良債権を膨大に出した後、破綻。
 社会的地位も失墜し、収入も失ってしまう。

 全てを失ったジェフンは、英語教育のためオーストラリアへ留学させていた息子ジヌと妻スジンの元を訪れる。

 しかし、ジェフンはそこで思ってもみなかった光景を目にし、衝撃を受ける。


 予告もなしに妻子の元を訪れるジェフン。
 しかし、そこで隣家の男性と楽しく過ごすスジンの姿を見て衝撃を受ける。

 その後は、彼女らに気付かれることなく、家の中に入ったり、後を尾けたりしてその様子を探っていくジェフン。

 ちょっと犯罪者っぽい行動。

 そんな中、持ち金を奪われてしまった韓国人女性、ジナを偶然出会ったジェフンは、彼女に助けを求められる。

 ジナの存在がどのような役割を果たすのか興味深かったが、ジェフンが想いを吐露する相手になっているよう。


 妻のスジン、息子のジヌ、そして隣家の男性の後をつけながら、その様子を探り、やがて自らの後悔が噴出していくジェフン。

 そんな心を持ち始めたジェフンの尾行の顛末がどうなるのか、そして偶然知り合ったジナの運命もどうなるのか気になる展開。

 そんな中で、最後に衝撃の真実が明らかになる。

 これによって、それまでちょっと不思議だなと思っていた事象が、なるほどと納得できると共に、何とも切ない気分にさせられる。

 
 全てを失った男の未練たらたらの感情から、全てを受け入れようとする変化と共に、予想もしなかった結末が印象深い作品だった。

/5

監督:イ・ジュヨン
出演:イ・ビョンホン、コン・ヒョジン、アン・ソヒ
於:TOHOシネマズ新宿

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