CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-245「ヴィーガンズハム」(フランス)

2022年11月02日 23時14分43秒 | フランス映画
肉を食わないから弱いんだ
 結婚して30年になる肉屋の夫婦ヴィンセントとソフィーは、結婚生活も家業の経営も危機に陥っていた。
 そんなある日、店がビーガン活動家たちに荒らされ、ヴィンセントが犯人の1人を殺害してしまう。死体の処理に困ったヴィンセントは、ハムに加工して証拠隠滅を図る。
 しかしソフィーの勘違いでそのハムを店頭に並べると、思わぬ人気商品となり。(「作品資料」より)


 ふとしたことから店で肉を売るためヴィーガンたちを殺しまくる夫婦の姿を描いたブラック・コメディ。

 結婚して30年、倦怠期のヴァンサンとソフィー。

 経営する肉屋もあまり芳しくない。

 そんな時、店を襲ったヴィーガンの一人を誤って車で轢いてしまったヴァンサンは、その死体を処理するため店で切断し、加工する。

 しかし、ソフィーが勘違いして、その肉を店で売ってしまうが、その肉が思わぬ評判を得る。

 こうして、ヴァンサンとソフィーは人気の〝イラン肉〟を仕入れるため、次々とヴィーガンたちを殺戮する。

 殺人を行うことによって、店は繁盛するし、更に気持ちが高揚してか、夫婦仲も再燃する。

 獲物を見つけるため、ヴィーガンたちと共に他の肉屋を襲撃したり、ヴィーガンたちを対象にした催しに参加したりもし、肉屋としては、ちょっと皮肉な行動もしている。

 果たして、このままヴァンサンとソフィーはヴィーガンたちを殺戮し、肉を売り続けるのか。

 ソフィーはテレビで連続殺人犯を扱った番組を観るのが好きなようだが、ラストはその番組が関わってくるという皮肉。

 殺人を扱った作品だが、皮肉も色々込め、ヴィーガンたちに対するヴァンサンとソフィーの言動もおかしく、ライトな犯罪劇であった。

/5

監督:ファブリス・エブエ
出演:マリナ・フォイス、ファブリス・エブエ、ジャン=フランソワ・キエレイ、リサ・ド・クート・テイシェイラ
於:池袋HUMAX CINEMAS

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 22-244「パラミドロ」(スペ... | トップ | 22-246「ゾンビ・サステナブ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

フランス映画」カテゴリの最新記事