CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

24-207「蛇の道」(フランス・日本・ベルギー・ルクセンブルク)

2024年07月15日 00時39分06秒 | フランス映画
本当に怖いのは、終わらないことでしょ

 8歳の愛娘を何者かに惨殺された父親アルベール・バシュレは、偶然知り合った精神科医・新島小夜子の助けを借りながら、犯人を突き止めて復讐を果たすべく殺意を燃やしていた。

 やがて2人はとある財団の関係者たちを拉致し、次第に真相が明らかになっていくが。(「作品資料」より)


 黒澤清監督げ1998年に製作した同名作品を、セルフリメイクした作品。

 オリジナルは未見。

 舞台はフランスで、娘を殺された父親の復讐に手を貸す謎の精神科医、小夜子を柴咲コウが演じており、ほぼフランス語での台詞である。

 復讐をしようとする男、アルベールと小夜子が犯人と思われる相手を拉致、監禁し、罪を告白させようとする。

 やがて、ある財団が絡んでいることを知り、2人は関係者を次々拉致していく。

 復讐に燃えるアルベールは拉致した相手に暴力を振るったりするが、それ以上に冷酷な行動を取るのが小夜子。

 果たして小夜子がアルベールに手を貸している理由は何なのか。

 そのあたりの謎が気になってくる。

 単純な復讐だと思っていたが、ある財団の犯罪が絡んでいることを突き止める2人。

 この復讐は行き着くことがあるのか。

 小夜子がアルベールに近づき、復讐に協力した理由が明らかとなり、最後に思わぬ行動に出る。

 どんでん返しという感じでもなく、予測できる範囲かなと思う真実だったかな。

 しかし、最後の最後で新たなる真実が明らかになる。

 アルベールに手を貸す小夜子の存在がミステリアスで、どのような展開となるのか気になる話であった。

 西島秀俊演じる小夜子の患者の顛末は、どう絡むんだろうな。

/5

監督:黒沢清

出演:柴咲コウ、ダミアン・ボナール、マチュー・アマルリック、グレゴワール・コラン、西島秀俊、ビマラ・ポンス、スリマヌ・ダジ、青木崇高

於:グランドシネマサンシャイン池袋

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