
ネズミなら100%
「時間」を研究するクレスペル研究所で、タイムトラベル実験への参加を依頼されたクロード。1年前へ旅だった彼の目の前には夏の真っ青な海が広がっており、そしてそこには、かつて破滅的なまでに愛し合った恋人カトリーヌがいた。
しかしマシンの故障により過去に閉じ込められてしまったクロードは、ばらばらに散らばった思い出を追体験していくのだが。(「作品資料」より)
1968年製作のSFラブストーリー。
日本では特集上映のみで上映されたことがあるが、未公開だったらしい。
今回日本劇場初公開になるという1本。
クロードは時間を研究するという研究所でタイムトラベルの実験への参加を依頼される。
クロードは自殺を図ったものの一命を取り留め、死地から戻った者として白羽の矢が立った模様。
クロードも気力がなく、怪しげで危険と思われる実験の参加に、二の足踏むことなく承諾する。
1年前に戻り、1分間だけ滞在し、また現在に戻ってくるという実験であったが、何かトラブルがあったらしく、クロードは戻れなくなった様子。
最初は同じ場所、同じ台詞を繰り返し、やがて断片的に別のシーンへ移っていく。
そして登場する恋人のカトリーヌ。
過去に戻ったというより、過去の記憶を呼び覚ましたような展開。
断片的に様々なシーンが、時間が交互しながら、そして複数回描かれる。
現在のクロードの側に何故カトリーヌがいないのか。
その理由が明らかになるのかと思われる展開。
更にクロードは誰かを殺したと告白する。
果たしてクロードのこの体験の行く末はどうなるのか。
気にはなったのだが、ストーリーがあるようでないようなもので、若干観ている方も辛い作品だった。
/5
監督:アラン・レネ
出演:クロード・リッシュ、オルガ・ジョルジュ=ピコ、アヌーク・フェルジャック、バニア・ビレール、バン・ドード
於:ヒューマントラストシネマ渋谷
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます