ロバは口を利かない
1870年、アメリカ西部の大平原。日米修好の任務を帯びた日本の大使一行が、特別列車に乗ってワシントンを目指していた。
しかし同じ列車に積み込まれていた金貨を狙う強盗団のリンクとゴーシュに襲撃され、献上品として用意していた宝刀を奪われてしまう。そして、かねてからボスの座を狙っていたゴーシュはリンクを裏切り、列車もろとも爆破しようとする。
7日間の猶予を与えられて宝刀の奪還を命じられた武士の黒田重兵衛は、かろうじて助かったリンクを案内役にゴーシュを追うが。(「作品資料」より)
チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロン、三船敏郎が共演した西部劇アクション。
1971年製作、日本でも同年公開されたが、もちろん未見。
4Kデジタルリマスター版としてリバイバル公開され、初鑑賞。
1860年.日米親善の日本大使がアメリカ西部の大平原を走る列車に乗っていたが、強盗団が列車を襲撃。
強盗団の1人、ゴーシュは日本から大統領に献上する予定の宝刀を奪っていく。
大使の家臣、黒田重兵衛は、ゴーシュに裏切られたリンクと共にゴーシュを見つけ出すため西部の荒野を旅することに。
西部劇に武士が登場するという異色とも言える話。
最初リンクは重兵衛と同行することを快く思っていなかったが、共に旅をし、戦ううちに少しは相入れるようになった感じ。
リンクの重兵衛に対する言動への重兵衛の返しが少し面白かったりする。
いわゆるバディものと言ってもいい話である。
重兵衛が刀で蚊を斬り捨てたり、リンクが首に巻かれた皮を拳銃で撃って外したりと、少し笑ったりしてしまうシーンもある。
リンクはゴーシュを捕らえ、金の在処を聞き出そうと考え、重兵衛は盗まれた宝刀を取り戻すことと、仲間を殺したゴーシュを斬り捨てることを考えている。
果たして、物語の行き着く先はどうなるのか。
日米仏の三大スター共演の娯楽アクションで面白い1本であった。
/5
監督:テレンス・ヤング
出演:チャールズ・ブロンソン、アラン・ドロン、三船敏郎、ウルスラ・アンドレス、キャプシーヌ、バート・バリー、リー・バートン、トニー・ドーソン、ジョン・ハミルトン、中村哲
於:シネマート新宿
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