CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

23-068「わたしの幸せな結婚」(日本)

2023年03月28日 01時20分09秒 | 日本映画
それでも旦那様の元へ戻ります
 明治・大正期を思わせる架空の時代。ある宿命を持つ家系に生まれた斎森美世は実母を早くに亡くし、継母と義妹に虐げられながら暮らしていた。
 そんなある日、彼女は名家の当主である久堂清霞のもとへ嫁入りを命じられる。類まれな美貌を持つ清霞は冷酷で無慈悲な性格で知られ、これまでにも多くの婚約者候補が逃げ出したと噂されていた。
 美世も初対面ではつらく当たられるが、辛抱強く接するうちに彼が評判通りの人物ではないことに気づき、2人は次第に心を通わせていく。(「作品資料」より)


 母親を亡くし、継母とその娘である妹から虐げられ、使用人のように働いていた斎森美世。

 そして政略結婚によって、名家の当主である久堂清霞の元へ嫁ぐことになる。

 清霞は冷酷無慈悲で、これまで何人もの女性が訪れたが、三日ともたずに逃げ出している。

 しかし、献身的に清霞に尽くす美世に対し、清霞は徐々に心を動かされ、美世も清霞の不器用ながらもその優しさから共に暮らしたいと思うようになる。

 明治か大正時代を舞台にした純愛ストーリーではあり、その設定はちょっと思ったものとは違ったが、異能を持つ者たちが、異形や異能者との戦いを繰り広げるというファンタジー・ホラーにもなっている。

 清霞も異能を持ち、国民のために戦う軍人である。

 政略結婚は、異能を持つ家同士が、その力を増すために行うようであるが、美世自身は異能を持っておらず、それが彼女自身の負い目であり、清霞にそれを知られることを恐れる。

 そんな美世と清霞の関係を描きながら、世間では不穏な出来事が起こり、やがてその裏に隠された陰謀が明らかとなり、清霞は命の危険に晒される。

 そうすると、登場するのは、異能を持たぬ美世。

 彼女は、清霞を助けようと彼の元に駆けつけていく。

 やはり、最後は開花ということになるのだろうとは思ったな。

 美世と清霞の関係、それぞれの言動が興味深いと共に、ファンタジー・ホラーとして繰り広げられる展開も興味深い作品であった。

 そして、ご多分に漏れず、本作も続編を匂わせるエンドロール後の映像があったな。

/5

監督:塚原あゆ子
出演:目黒蓮、今田美桜、渡邊圭祐、大西流星、前田旺志郎、高石あかり、小越勇輝、佐藤新、西垣匠、松島庄汰、高橋大翔
   珠城りょう、小林涼子、浜田学、山本未來、山口紗弥加、平山祐介、高橋努、津田健次郎、尾上右近、火野正平、石橋蓮司
於:TOHOシネマズ池袋

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