CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

25-002「シリアル・ママ」(アメリカ)

2025年01月08日 00時28分03秒 | アメリカ映画

巻き戻せ!

 ボルチモア郊外の住宅街に住む平凡な主婦ビヴァリーは、歯科医の夫や娘と息子に囲まれて幸せな毎日を送っていた。しかしその一方で、完璧な家庭を守るためなら手段を選ばない彼女は、ルールや秩序を乱す者を容赦なく殺害する連続殺人鬼でもあった。

 周囲の人々がそんなビヴァリーの正体に徐々に気づきはじめるなか、彼女は恐るべき冷静さと残忍さで次々と問題を解決していく。(「作品資料」より)

 

 1994年製作、日本でも1995年に公開されたクライム・コメディ。

 初公開時は未見であったが、シネマート新宿の〝コケティッシュゾーン〟なる特集上映の1本としてリバイバル公開されたものを鑑賞。

 絵に描いたような家庭の主婦、ビヴァリー。

 平凡な主婦のように見えるが、実はルールや秩序、そして家庭を乱す人間が許せず、怒りを募らせている。

 最初は駐車場所を奪った相手に対し、嫌がらせ電話をしているだけであったが、ついには息子のチップを非難した教師を轢殺。

 更に娘のミスティを悲しませた男を刺殺。

 ビヴァリーの行動はエスカレートしていく感じであるが、殺人を犯した後のスッキリ感が面白い。

 マナーの悪い人間がいたら腹も立つことはあるが、これはマナー警察以上のマナー仕置人である。

 ゴミの分別に、時代を反映するレンタルビデオで巻き戻さずに返却するなど気になり、腹が立ったことはあるな。

 警察は早々にビヴァリーに目を付けるが、衝動的な殺人なので、隠蔽工作もない。

 てっきり逮捕までの展開かと思ったら、その後の展開があり、まさかという結末になる。

 ブラックな笑いに溢れ、面白い1本であった。

/5

監督:ジョン・ウォーターズ

出演:キャスリーン・ターナー、サム・ウォーターストン、リッキー・レイク、マシュー・リラード、スコット・ウェスリー・モーガン、スザンヌ・ソマーズ

於:シネマート新宿


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 25-001「聖☆おにいさん TH... | トップ | 25-003「侍タイムスリッパー... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

アメリカ映画」カテゴリの最新記事