CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

22-112「バブル」(日本)

2022年05月29日 00時39分54秒 | 日本映画
あなたに会って自分になれた
 重力を操る泡「バブル」が降り注ぎ、重力が壊れた東京。街は家族を失った若者たちの遊び場となり、ビルからビルへ跳びまわるパルクールのチームバトルが行われていた。渋谷を拠点とするブルーブレイズのエースであるヒビキは特殊な聴覚の持ち主で、他人とのコミュニケーションが苦手だ。
 ある日のプレイ中に重力が歪む海へ落下した彼は、謎の少女ウタに助けられる。不思議な力を持つウタは、ヒビキだけに聴こえる音に反応する。
 2人の出会いは、世界を変える真実へとつながっていく。(「作品資料」より)


 降泡現象によって重力が崩壊した東京を舞台にしたSFアクション・ファンタジー。

 ボーイ・ミーツ・ガールの話でもある。

 重力が崩壊し、ビルも何もかも、そしてバブルも浮遊したような状態になっている場所で、それを利用して若者たちがバルクールで競い合う。

 そんなメンバーの一人であるヒビキは、コミュニケーションが苦手だが、バルクールではエース的存在。

 そのヒビキが、海に落下した時、一人の少女に助けられる。

 ウタと出会ったことによって心に変化が起き始めるヒビキであったが、ウタには秘密があり、更に東京崩壊の真実が明らかになっていく。

 ヒビキと出会った時から、ウタの正体は判っているのだが、そもそもウタが存在する理由などはハッキリしない。

 しかし、どことなくヒビキとウタは昔から繋がりがあるような様子を見せる。

 作中にある〝人魚姫〟をモチーフにした話であり、ヒビキとウタの関係の行く末、運命は切ないものがある。

 浮遊したものを利用したバルクールのアクション・シーンは疾走感もあって、惹き込まれるものであったな。

 設定などは、何となくどこかで見たような感じのものであったが、バルクールのアクション・シーンや、何となく切ないラストが待っているのかなと思わせる展開も興味深い作品であった。

/5

監督:荒木哲郎
声の出演:志尊淳、りりあ。、宮野真守、梶裕貴、畠中祐、千本木彩花、逢坂良太、羽多野渉、井上麻里奈、三木眞一郎、広瀬アリス
於:ユナイテッド・シネマ幕張

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