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まるで低予算ホラーの尺稼ぎみたいだ
1989年、メキシコ。今日も刑事のリッキーは得意のサックスを片手に勤務を続けている。
そんな中、忍者コスチュームに身を包んだメキシカンヤクザの一派が現れた。彼らは鮫神のために仲間を生贄をささげるが、満足させることができず、リッキーを生贄にすることを企てる。
狙われたリッキーは黒魔術とサックス、そしてブレイクダンスを使って対抗するのだが。(「作品資料」より)
ストーリーは資料の通りかもしれないが、実際観てみると、よく判らない作品だったな。
まず、出演者の1人、ティコ・スアヴェが先に亡くなったという話から、彼の出演をCGやモーション・キャプチャーで実現したと言う。
映像はかなり粗く、更に台詞はアフレコ感いっぱいで、口の動きとは合っていない。
意図したものなんだろうな。
主人公のリッキーはイケてる男という設定。
そんなリッキーをメキシカンヤクザの一味が狙う。
ヤクザと名がつくが、忍者の衣装を身につけている。
トンデモ設定が満載である。
舞台はメキシコの海のない街。
〝シャーク〟はどこで出てくるのかと思うが、メキシカンヤクザが崇拝する鮫神として登場。
CGあるいはアニメとして登場する。
ティコはリッキーの義弟として登場し、違和感なく撮られたと冒頭のテロップで言われるが、不安定さやまない映像。
全て狙っての作品なんだろう。
バカバカしさが面白い作品だが、真面目に観ていると疲れる作品でもあったな。
/5
監督:ヘラルド・プレシアド
出演:リッキー・ヴァレンテ、ティコ・スアヴェ、チェリー・リー、オスカー・モンテス、エリック・ペラルタ
於:シネマート新宿
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