CINECHANが観た映画について

映画ブログ。感想というより記録のようなもの。
基本的にはネタバレに近いものがあります。

20-180「ディック・ロングはなぜ死んだのか?」(アメリカ)

2020年11月05日 22時26分54秒 | アメリカ映画
人間って、計り知れないですね
 アメリカ南部の田舎町。売れないバンド仲間のジーク、アール、ディックの3人は、いつものように練習と称してガレージで一晩中バカ騒ぎをしていた。ところが翌朝、ディックは変死体となって発見される。
 警察が捜査に乗り出し、たちまち町中大騒ぎとなる中、ジークとアールは頑なに口を閉ざすばかりか、あろうことか事件と自分たちを結びつける証拠の隠滅を企てるのだったが。(「allcinema」より)


 何となくイメージ的に、人が死ぬ話ではあるが、コミカルな作品なのかなと予想していた。

 実際は、ドタバタを見せてくれるが、コメディというわけではなかったな。

 
 売れないバンド仲間のジーク、アール、ディックの3人が、羽目を外す様子から始まり、その後大けがをしたディックをジークとアールが病院の前まで運ぶ様が描かれる。

 その後、ディックは死亡し、警察が捜査に動き出す。

 ジークとアールは、ディックの身に起こったこと、そして自分たちが関わっていることを隠すため悪あがきを繰り返すが、それがどんどん事態を悪化させていく。

 証拠を隠滅しようとしているつもりでも、結局それもできず、アッという間に、妻にも詰め寄られてしまうジーク。

 果たして、ディックは何故死んでしまったのか。

 その理由が気になる展開ではあったが、その死因は検視によって明らかになり、ビックリ。

 そして、そこからジークとアールの思いもよらぬ真実も明らかになる。

 明らかになっても、何か信じられないような真実ではあったな。

 関りを隠そうとするジークのドタバタする様はおかしいが、それが明らかになった後の妻や娘との関係には、どこか悲しさを感じさせるものがあった。

 一人の人間の死を扱った作品ではあるが、その死因に関しては、あまりにも突拍子もないもので、消化し辛い部分もある作品であった。

 監督のダニエル・シャイナートは「スイス・アーミー・マン」の監督であり、何となくこの監督らしい内容の作品であったな。

/5

監督:ダニエル・シャイナート
出演:マイケル・アボット・ジュニア、ヴァージニア・ニューコム
   アンドレ・ハイランド、サラ・ベイカー、ジェス・ワイクスラー
   ロイ・ウッド・ジュニア、スニータ・マイ、ダニエル・シャイナート
於:新宿シネマカリテ

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